ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、米国・ロサンゼルスで開催した世界最大級のゲーム見本市「E3 2014」と合わせ、PlayStationゲームのストリーミングサービス「PlayStation Now」(PS Now)のオープンベータサービスを7月31日に開始すると発表した。対象はアラスカ・ハワイを除く米国、およびカナダ在住のPlayStation 4ユーザー。
サービスは2014年中にPlayStation 3(PS3)およびPlayStation Vita(PS Vita)、2014年秋に発売予定のPlayStation TV(PS TV)向けにも提供予定。こちらも対象はアラスカ・ハワイを除く米国、カナダ在住のユーザーとなる。また、欧州および日本におけるサービス提供は現在準備中という。
同社はPS Nowのプライベートベータサービスを2014年1月に米国で提供済み。今回開始するオープンベータサービスでは、100本以上のPS3対応タイトルが利用できる。利用はタイトルのレンタル製で、価格帯は2.99USドル~19.99USドル程度(約305円~約2040円)。定額制の導入も予定する。
また、対象機器の拡大も進めたいとし、第一弾として米国で2014年中に発売されるPS Now対応のソニー製液晶テレビ「BRAVIA(ブラビア)」ユーザー向けに、プライベートベータサービスを提供する。
PlayStation Nowは、PlayStationのゲームをストリーミングでプレイできるサービス。ゲーム自体はクラウド上で保存/動作し、ゲーム機やテレビなどの端末側にはプレイ画面のみがストリーミングで表示される。これにより、複数のデバイスで常に最新状態のゲームプレイが可能となる。