アビーは9日、オープンキューブが企画・開発する「SCOOVO」ブランドのパーソナル3Dプリンタ事業を自社に統合し、同ブランドの新製品「SCOOVO X4」の先行予約を直販サイトで開始した。直販価格は139,800円。出荷は6月25日より順次。

SCOOVO X4先行予約ページ

「SCOOVO X4」は、「SCOOVO X9」の下位モデルとなる小型パーソナル3Dプリンタ。本体サイズはW336×D267×H386mmで、上位のSCOOVO X9から幅を70mm、奥行きを76mm小型化した省スペースが特徴。その一方で積層ピッチは最小で50ミクロン(0.05mm)とSCOOVO X9と同等の精細さを実現した。カラーはシルバー(SCV-X4-S)とブラック(SCV-X4-BK)の2色。

本体サイズはW336×D267×H386mm、重量は約11.2kg。ヘッド数は1、最小積層ピッチは0.05mm、最大造形サイズはW140×D100×H180mm、素材はPLAフィラメント(Φ1.75mm)。インタフェースはUSB 2.0。入力データ形式は.stl。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1。

付属品として、.stl形式のテスト用3Dデータ、プリント制御ソフトウェア「SCOOVO Studio」、日本語マニュアルなどが付属する。

アビーは従来、オープンキューブの3Dプリンタ「SCOOVO」ブランド製品の生産支援と販売支援などを行っていたが、競争力の強化と成長を目的に、9日付けでSCOOVOに関する全業務をアビー側に統合する。今後「SCOOVO」はアビーのプロダクトとして販売を継続し、先行予約を開始するSCOOVO X4を除き、6月21日より受注を開始する。なお、サポートについても引き続きアビーが提供する。