ソフトバンクモバイルは7日、国内の音声通話が定額利用できる新料金プラン「スマ放題」を7月1日より提供すると発表した。6月11日より事前予約の受付をスタートする。同社の新料金プランは、NTTドコモの「かけホーダイ&パケあえる」同様のプランとなり、家族間でのデータシェアも行える。

「スマ放題」は音声通話部分の基本プランとデータ通信部分のデータ定額プランからなるソフトバンクモバイルの新料金プラン。新料金プランでは、基本使用料のみで、国内の音声通話時間、回数、相手先を問わずに、定額でかけ放題となる。また、契約したデータ定額プランで使い切れなかったデータ量が生じた場合には、翌月にデータを繰り越すこともできる。NTTドコモ同様にデータを家族間でシェアする「家族データシェア」のオプションプランも用意されている。

基本プランの月額料金

基本プランの月額料金は、スマートフォン向けが月額税別2,700円、ソフトバンク3G携帯電話向けが同2,200円、タブレット向けが同1,700円。各月額料金は2年契約が前提となる。

基本プラン月額料金

データ定額パックの月額料金

データ定額パックは、データ通信の料金プラン。利用者のデータ通信利用状況や用途に合わせて、複数のプランから選択することができる。スマートフォン向けは6つのプランがあり、国内データ通信料2GBまでが月額税別3,500円、5GBまでが同5,000円、10GBまでが同9,500円、15GBまでが同12,500円、20GBまでが同16,000円、30GBまでが同22,500円。シンプルスマホ向けは200MBまでが同2,000円、3Gケータイ向けは使い放題で同3,500円。

データ定額パック月額料金

データ通信料が超過した場合は、通信速度が送受信最大128kbpsに制限される。また、1GBごとに税別1,000円払うことで、通常速度での通信が行える。

なお、インターネット接続には、S!ベーシックパック・ウェブ基本使用料への加入が必要。料金は月額税別300円。また、データ定額パックに未加入の場合は、4G、4GLTEサービス向けは1パケット当たり0.075円(税別)、3G向けは同0.08円(税別)かかる。

データくりこしについて

各データ定額パックのデータ上限まで使い切らなかった場合には、余ったデータ量を翌月に繰り越すことができる。対象となるのは、スマートフォン向けの5GB、10GB、15GB、20GB、30GBまで使える5プラン。100MB単位で繰り越しできる。追加購入したデータも繰り越しの対象となる。

繰り越したデータの有効期限は翌請求月末まで。また、繰り越し分は、各データ定額パックの設定データ量上限超過時に利用できる。

家族データシェア

「家族データシェア」は、代表回線が契約しているデータ定額パックのデータ量を家族で共有できるオプションサービス。対象となるのは、10GB、15GB、20GB、30GBまでのデータ定額パックプラン。シェアオプション月額使用料として、子回線1回線あたり税別500円かかる。代表回線から購入できる追加購入データ量もシェア対象となる。

なお、「家族おトク割」「長期継続ボーナス」「U25ボーナス」といった割引・特典サービスも提供する。