イードリーマーは6日、中古の太陽光発電所を土地や権利ごと流通させる新サービス「SOLxSELL(ソルセル)」を開始したと発表した。同社によると、中古太陽光発電所の買取サービスは日本初という。

「SOLxSELL」Webサイト

同社は、自動車リサイクルのWebオークションを展開する傍ら、ソーラー関連のWeb開発、発電所の開発・販売などを手掛け、自然エネルギーの促進に努めている。また、関係会社の永輝商事は、ソーラーパネルメーカーを傘下に収める太陽光発電所の開発会社で、約40メガワットの発電所に携わっている。

これまで、太陽光発電所は企業のグリーン投資減税等を背景に導入が進んできたが、流動性の悪さが課題のひとつだった。そこで同社は、資金繰りが悪化した法人や個人、他事業への展開を加速させたい法人等に向けて、太陽光発電所を現金化する仕組みを作成。これにより、太陽光発電所のセカンダリー市場(2次流通市場)の創出を目指す。

グリーン投資減税を目的に事業を開始した事業者等は、最短2週間で発電所を売却できる。一方、純利回り商品として太陽光発電所を購入したい法人・個人は、既に運用が開始している発電所を好条件で取得可能となるという。

同社は、このような現金化サービスができる事は、「発電所オーナーへの参入障壁を下げ、太陽光発電システム自体のさらなる需要拡大にも繋がると考えている」としている。