MS&ADインシュアランスグループの三井住友海上火災保険はこのたび、7月3日からシニア世代の起業を支援する新サービス「起業家育成塾」を開始すると発表した。

「起業家育成塾」は、これまでの経験やアイデアを基に、新たにビジネスを立ち上げたいと考えているシニア世代の人々を対象としたサービスで、資金調達、営業戦略、会計、税務、労務、知財戦略など、会社の設立からビジネスを軌道に乗せるまでの初期対応を実践的に支援するもの。起業の意欲とビジネスのアイデアを持っている人であれば、だれでも無料で参加できる。東京をはじめ、今年度下期以降は全国の主要都市でも順次展開していく予定だという。

同社では、今後も顧客のニーズに応える商品・サービスの提供に努めていくとしている。

「起業家育成塾」の概要について

  • 開始時期:7月3日(月)から全8回、6月18日(水)に同企画を説明する「プレセミナー」を実施

  • 参加費用:無料

  • 開催場所:東京(今後、全国で順次展開予定)

  • 協賛:船井総合研究所

  • 内容:自身のアイデアを実際のビジネスとして具現化し、成長軌道に乗せるまでの対応について、専門家による実務指導や起業家による体験談の講演等を通じて支援する

新たにビジネスを始めようと考えている起業家が抱える課題として、「会社設立からビジネスを軌道に乗せるまでの初期対応」が挙げられるという。一方、同社は金融庁から、中小企業に対して専門性の高い支援を行う企業・団体に与えられる「経営革新等支援機関」に認定されるなど、無料の会員組織「経営サポートセンター」の運営を通じて培った、初期対応を含む経営サポートに関する広範なノウハウがあるという。

同サービスは、こうしたノウハウの提供や、同社のビジネスマッチングサービスを通じた大手・中堅中小企業の取引先紹介などにより、ビジネスを始めようとする個人の起業家を支援するもの。

また、震災復興支援の観点から、被災地で起業支援を実施している団体などとも連携し、同サービスを被災地での新たなビジネス創出に活用していくとしている。