つくばエクスプレスを運営する首都圏新都市鉄道はこのほど、2013年度の営業実績を公表した。
1日あたりの旅客輸送人員は前年度から約1万8,000人(5.9%)増加し、約32万4,000人に。うち定期旅客輸送人員は21万4,000人(前年度比6.6%増)、定期外旅客輸送人員は11万人(前年度比4.5%増)。増加の要因については、「景気動向や沿線の開発が堅調に進展したことなど」を挙げている。
旅客輸送人員の増加に加え、消費税率の引上げにともなう定期券などの先買いなどの要素も重なり、営業収益は前年度より5.3%増加して398億9,400万円に。一方、動力費・水道光熱費の増加や修繕費・固定資産除却費の増加などにより、営業費も増加し、350億4,900万円と前年度比2.6%の増加に。このため、営業利益は前年度比11億900万円増の48億4,500万円(同29.7%増)となった。
経常利益は前年度比7億3,500万円増の37億1,100万円(同24.7%増)、当期純利益は前年度比4億2,600万円増の35億1,900万円(同13.8%増)。この結果、開業前から生じている累積損失は前年度より35億1,900万円減少し、131億600万円となったという。