エコノミークラスでも、スパークリングワインやドイツビールも楽しめる

この3月31日に羽田-フランクフルト/ミュンヘン線の運航を開始したルフトハンザ ドイツ航空(以下、ルフトハンザ)。現在、戦略的共同事業で提携しているANA運航の共同運航便を含めると、東京(成田/羽田)/関空/中部を拠点として、ドイツ-日本間だけでも毎日16便(8往復便)を運航している。そんなルフトハンザのエコノミークラスで行く空の旅とは、どんなものなのか。

ルフトハンザの近距離・中距離路線のエコノミークラスでは、背もたれ部分を厚みの少ないすっきりとした構造にすることで足まわりにゆとりをもたせ、長距離路線ではシート幅は40cm以上、また、調整できるヘッドレストで快適な座り心地を提供している。有料にはなるが、事前に座席を指定することもできる。

上空でもさくさく仕事ができるネット環境

また、長距離路線では全搭乗クラスで、機内エンターテイメントプログラムを充実させている。テレビ番組コンテンツは200種類以上、映画は100種類以上で最高8カ国言語まで対応。また音楽も、ロックポップやヒットソング、クラシック音楽など様々なジャンルを300種類以上楽しめる。

インターネット対応の長距離路線機材数では、ルフトハンザは世界最大数となる。エコノミークラスでも利用できる有料機内Wi-Fi接続サービス「ルフトハンザFlyNet」は、大きな添付ファイルがあるEメールでもすばやく送受信ができ、仮想プライベートネットワーク(VPN)へのアクセスも可能。

さらに、一部のフライトではGSMおよびGPRS技術によるデータ転送も利用できるため、巡航高度到達後に携帯電話でのSMSやMMSの送受信、あるいはスマートフォンのデータ同期化などが利用できる。なお、加入の携帯電話会社が機内サービスプロバイダーの「AeroMobile」とローミング契約を結んでいる必要があり、請求は携帯電話会社よって行われる。

長距離路線ではシート幅は40cm以上を確保

ビジネス利用を強力サポートする「ルフトハンザFlyNet」

ルフトハンザはファーストクラスとビジネスクラスにおいて、世界的に著名なシェフであるスターシェフたちがプロデュースするメニューを展開している。一方、エコノミークラスでは2種類から選べるようになっており、ドリンクではスパークリングワインのほか、ドイツビールも無料で楽しめる。さらに、路線によっては機内エンターテイメントを利用の際に、おにぎりやパンケーキなどをムービースナックとして提供している。

機内食は2種類から選べる

2015年1月からは、新プレミアムエコノミークラスを備えた機材が羽田路線にも投入される。海外出張をより快適なものにするために、ルフトハンザを利用するという選択もありだろう。

※記事中の情報は2014年6月取材時のもの