G-SYNC用モジュール

台湾・台北市で開催中のCOMPUTEX TAIPEI 2014にて、ASUSTeK Computer(以下、ASUS)とAcerが画面表示のラグやカクつきを軽減する「G-SYNC」に対応したゲーミングディスプレイを出展している。

「G-SYNC」は、NVIDIA製GPU搭載のグラフィックスカードと、対応モジュールを搭載した液晶ディスプレイを組み合わせて使うことで、ゲームプレイ時におきるラグやティアリングと呼ばれる画面表示の崩れを軽減し、なめらかに表示させる技術。動作に関する詳しい仕組みは、NVIDIAがG-SYNCのデモを日本国内で行った際のイベントレポートを参照してほしい。

G-SYNCの利用にはKepler世代のGPUが必要で、具体的には「GeForce GTX 650 Ti Boost」以上のモデルであればG-SYNCが利用できるという。現在提供中のドライバでは、すでにG-SYNCに対応しており、あとは対応ディスプレイを待つだけという状況にある。

■G-SYNCのデモの様子はこちら
【レポート】ゲーミング関連のアイテムが多数展示、NVIDIA「G-SYNC」の国内初披露も - ゲームパソコン&PC-DIY EXPO

ASUS「ROG SWIFT PG278Q」

G-SYNCの発表後、いち早く対応ディスプレイを発表したASUS。ゲーミングブランド「R.O.G.」コーナーで27型WQHD(2,560×1,440ドット)ディスプレイ「ROG SWIFT PG278Q」を展示している。

ROG SWIFT PG278Q

ベゼルが細いのでディスプレイサイズに比べて本体は小さく感じる

応答速度が1ms(Gray To Gray)で、リフレッシュレートは最大144MHzに対応する。価格については799ドルとアナウンスされているものの、発売時期については「今年中」とのこと。

解像度はなんと4K! Acer「XB280HK」

Acerの「XB280HK」は、3840×2160ドットの4K液晶パネルを採用したG-SYNC対応ディスプレイ。ディスプレイサイズは28型。インタフェースとしてDisplayPortと4基のUSB 3.0ポートを備える。

「XB280HK」。パネルの種類は現在のところ不明。G-SYNCのモジュール自体はパネルの種類によらず搭載できる

価格は非公開とのことだったが、発売時期は2014年第2四半期を予定するという。Acerのプレスリリースでは、販売する地域に日本が含まれているので、国内でも目にする機会がありそうだ。

PCとの接続はDisplayPort 1.2