マツダは5日、「アクセラ」をベースとした教習車の累計生産台数が1万台に到達したと発表した。これは2004年5月の生産開始以来、約10年での達成となる。現在は、2013年にフルモデルチェンジした3代目「アクセラ」をベースとした教習車を2014年4月から販売しており、5月末までに約1,000台を受注している。
「アクセラ」教習車は、ベースとなる「アクセラ」の初代から現行3代目までのモデルチェンジに合わせて、最新モデルの魅力を活かしながら、自動車教習所の指導要領に正確に対応して開発されてきたとのこと。歴代モデルの高いデザイン性や、ドライバーを中心に考えて設計した運転操作環境と広い運転視界、自動車メーカー自らの生産よる高い品質などが評価され、これまでに全国約440カ所(マツダ調べ)の自動車教習所で導入されているという。
これに伴い、同日、広島県広島市のマツダE&T特装工場にて、同社の黒沢幸治取締役専務執行役員、教習車専用装備の開発と生産を行うマツダE&Tの素利孝久代表取締役社長などが出席した記念式典を開催。式典では、アクセラ教習車の発注元を代表して、コヤマドライビングスクール専務取締役の遠藤一夫氏が列席し、累計生産1万台達成記念車がラインオフした。
コヤマドライビングスクールの遠藤氏は、「アクセラ教習車は、走る・曲がる・止まる、といった基本性能がしっかりしているのはもちろんのこと、コンパクトなボディで取り回しがよく、教習車として最適です」とコメントしている。