スリーエム ヘルスケアはこのほど、全国の20代~60代の男女2万人を対象に実施した「銀歯(※)に関するオンライン調査」の結果を明らかにした。調査期間は5月。

銀歯保有率

まず、銀歯保有率について調査したところ、全体の保有率は71.2%だった。特に保有が高かったのは40代で、79.7%が保有している。次いで保有率が高いのは、50代(77.8%)、30代(75.8%)だった。男女別で見ると女性の方が保有率が高く、40代女性にいたっては保有率は82.9%にのぼった。

銀歯保有者のうち、銀歯治療を行ったのが10年より前と回答したのは、全体の41.6%だった。30代・40代では、10年を超えた銀歯の保有率が高い。

銀歯を選んだ理由について尋ねたところ、最も多かった回答は「医師から他の方法を勧められなかったから」(64.6%)だった。以下、「保険適用外の治療費を払いたくなかったから」(29.6%)、「保険適用内の治療が最良の手段だと考えたから」(18.8%)となっている。

銀歯を選んだ理由

相手に銀歯があると、実年齢より老けて見えるか尋ねたところ、40%以上が「見える」と回答した。そこで銀歯保有者に白い歯に変える意欲について尋ねたところ、「治療費を払ってまで変えたいと思わない」と45.6%が回答。しかし、半数以上が「白い詰め物や白い歯に変えてみたい」と回答している。

1本あたりの治療費が最大いくらくらいであれば、白い詰め物や歯に変えてみたいか聞くと、50.4%が「最大3万円未満であれば変えてみたい」と回答した。3万円以下になると、治療への意欲が大きく増加するようだ。

1本あたりの治療費が最大いくらくらいであれば、白い詰め物や歯に変えてみたいと思いますか?

※銀の詰め物(インレー)または銀のかぶせ物(差し歯、クラウン)。