マンダムは、5月に25~49歳の働く男女1,117名(男性567名、女性550名)を対象に「オフィスでの身だしなみとニオイに関する意識調査」を実施した。
スメルハラスメント認知度は20%
まず、体臭や口臭といったニオイによって周囲に不快感を与える「スメルハラスメント(スメハラ)」という言葉を知っているか尋ねたところ、「知らない」(58.2%)が多くを占めた。「知っている」「聞いたことはあるが詳しくは知らない」は、各2割となっている。
初対面の人の見た目や身だしなみについて、ニオイ(体臭)はどの程度マイナスになるか尋ねたところ、88.9%が「ニオイ(体臭)はマイナスの印象に影響する」と回答した。点数で答えてもらったところ、平均54.3点も減点になることがわかった。これは、100点の人でも、ニオイ(体臭)があると、46点まで評価を下げてしまうことを示している。
ニオイが改善されれば、人間関係もスムーズに!?
次に、同僚や上司が"くさい"と感じたとき、ビジネスマンとしての評価にどう影響するか尋ねたところ、42.1%が「一緒に仕事をしたくない」と回答した。次いで38.3%が「周囲への気遣いや配慮が足りないと思う」と回答している。
特に男性よりも女性にその傾向が強く出ており、「尊敬できないと思う」「信頼度は低いと思う」など、内面的評価にまで影響していることがわかった。
「ニオイ(体臭)」が原因で距離を置いた人がいた場合、ニオイが改善されればその人に対する意識は変わると思うか尋ねたところ、64.5%が「変わる」と回答した。具体的にどのように変わるか聞くと「前より会話が増える」「話すときの距離が縮まる」「接する機会が増える」「笑顔で話せるようになる」などが挙げられている。