厚生労働省は4日、2013年の人口動態統計(概数)を発表した。それによると、赤ちゃんの出生数は前年比7,431人減の102万9,800人となり、1899年の統計開始以降で最少となった。
1人の女性が生涯に産むこどもの数に相当する合計特殊出生率は前年比0.02ポイント上昇の1.43。都道府県別に見ると、最も高かったのは沖縄県の1.94、次いで宮崎県が1.72、島根県と熊本県が同率の1.65。一方、最も低かったのは東京都の1.13、次いで京都府が1.26、北海道が1.28となった。
第1子出産時の母親の平均年齢は前年比0.1歳上昇の30.4歳と、過去最高を更新した。
死亡数は前年比1万2,073人増の126万8,432人と、戦後最多を更新。死亡率は前年比0.1ポイント上昇の10.1だった。
死亡数から出生数を引いた人口の自然減は前年比1万9,504人増の23万8,632人と、過去最大。自然増減率はマイナス1.9(前年マイナス1.7)と、7年連続のマイナスとなった。
婚姻件数は前年比8,275組減の66万594組で、戦後最少。婚姻率は前年と同率の5.3だった。一方、離婚件数は同4,022組減の23万1,384組。離婚率は前年比0.03ポイント低下の1.84となった。