MSIは台湾・台北で開催中のCOMPUTEX TAIPEI 2014の展示ブースで、省電力に特化したマザーボード「ECO」シリーズを公開している。Intel 9シリーズ搭載製品で採用する省電力機能をベースとして消費電力の削減を実現する。

H97M ECO

B85M ECO

H81M ECO

ECOシリーズは、汎用性が高いクラッシックシリーズ、ゲーマー向けの高機能モデルであるGAMINGシリーズ、オーバークロッカー向けのOCシリーズに続く4番目の製品シリーズとして追加される予定で、会場にはIntel H97 Expressを搭載した「H97M ECO」、Intel B85 Express搭載の「B85M ECO」、Intel H81 Express搭載の「H81M ECO」の3製品を展示している。フォームファクタはいずれもマイクロATX。

MSIのIntel 9シリーズ搭載マザーボードでは、マザーボード上で使われていないインタフェースを無効とすることで消費電力を削減する「エコパワー」を搭載しているが、ECOシリーズは「エコパワー」をベースとして、さらに詳細な設定が可能で、より多くの電力を削減できるとしている。

動作させるポートの設定。既存の「エコパワー」よりもさらに詳細な設定が可能だという

製品説明を行うスタッフによると「サーバをはじめとする長時間にわたって駆動しつづけるようなシステムに適している」という。会場では省電力版CoreプロセッサのCore i7-4765T」を使ったデモを行っており、比較用に用意されたデスクライトよりも少ない電力で動作していた。

デモ用のシステム。主な仕様はCPUがCore i7-4765T、メモリがDDR3L-1600 8GB、ストレージが120GB SSD

比較用のデスクライト

デモ用のシステムはライトよりも2W少ない電力で駆動している