漫画家・和月伸宏氏による『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の読み切りの新作が、7月に発売される漫画雑誌『ジャンプSQ.(スクエア)』(集英社)の8月号から掲載されることが決定し、その内容が4日、明らかになった。
今回の読み切りは、佐藤健主演の実写映画第2弾である『るろうに剣心 京都大火編』(8月1日公開)と『るろうに剣心 伝説の最期編』(9月13日公開)の公開を記念して実施されるもので、主人公・緋村剣心の最大の敵となる志々雄真実とその夜伽・駒形由美の出会い、志々雄の組織結成の秘話が描かれる。
原作者の和月氏は、映画の撮影現場を訪れた際に読み切りの執筆を決意。由美役を演じる高橋メアリージュンを見た際の衝撃を、「『…何だろう、あの大輪の花の様な美人は?』と自然と目が追う程の立ち振りで、まさに花魁上がりの由美そのものだった」と振り返った。
また、「ハマリ役の役者陣と熱気溢れる制作陣とイイモノを見ると自然に頭が活性化して漫画にしたくなるのは漫画家として当然の事」と説明。反逆者として明治政府に追われていた志々雄真実と新吉原で一番の花魁だった駒形由美、十本刀をはじめとする志々雄一派との出会いが明かされる。
漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』は、1994年から1999年に『週刊少年ジャンプ』で連載され、コミック累計発行部数は5,800万部を突破。佐藤健が主演を務め、2012年夏に公開された実写映画第1弾『るろうに剣心』は、興行収入30.1億円を記録した。