ジェーシービーの海外業務を行う子会社、ジェーシービー・インターナショナル(以下総称してジェーシービー)はこのたび、バングラデシュの大手商業銀行であるPrime Bank Limited(以下プライムバンク)と提携し、3日よりプライムバンクを発行主体とする、同国初というJCBブランドのクレジットカードとデビットカードの会員募集を開始した。

このたびの発行開始により、ジェーシービーの発行国・地域数は17となり、またJCBブランドのデビットカードの発行銀行は、全世界で2番目となるという。

プライムバンクは、総資産額でバングラデシュ第2位の大手商業銀行で、同国全土に支店ネットワークを展開しているという。ジェーシービーは同社と2013年4月にJCB加盟店業務(店舗でのJCBカード取り扱い推進)で提携し、首都ダッカをはじめ、観光地のコックスバザールやチッタゴンなどの主要都市で、ホテルや飲食店を中心にJCB加盟店網の拡充に取り組んでいくとしている。

インド、ミャンマーの間に位置するバングラデシュは、1億5千万人の人口を抱え、高い経済成長率を維持しているという。製造拠点として国外企業の進出が活発化しており、近年では拡大する内需に注目した企業の進出も増えている。世界第8位の人口を有し、今後カード決済市場が拡大・発展する潜在性を持っている同国にて、クレジットカードの与信対象となる高所得者から、デビットカードの発行対象となる銀行口座保有者まで、幅広い顧客層を対象にカードを発行することにより、新興するアジア諸国を中心に、海外でのブランド会員基盤の強化を図っていくとしている。

左より「Prime Bank/JCB クレジットカード」のゴールド、一般

「おトクなショッピングライフを楽しんでいただくこと」をコンセプトに、現地の人気加盟店とタイアップし、会員限定の優待を提供。クレジットカードは入会審査があり、与信枠内で利用が可能で、デビットカードは口座残高を上限に利用が可能。クレジットカードは国内外のJCB加盟店で利用が可能で、デビットカードは国内でのみ利用可能。