日本法規情報は、全国の男女1,290人(男性519人、女性771人)を対象に「職場のゆとり世代」に関するアンケートを実施した。調査実施期間は、5月9日~30日。
ゆとり世代の特徴は「指示したことしかできない」
まず、「あなたの職場のゆとり世代で当てはまる特徴」について尋ねたところ、最も多かったのが「指示したことしかやらない。もしくは指示したことしか出来ない」(19%)だった。
2位は「すぐに言い訳をする」(15%)、3位は同率で「敬語が使えない」「自分で考えることをしない」「根拠もなく自信がある」「軽く叱っただけで仕事を休んだり辞めたいと言ったりする」(12%)となっている。「手が空いていてもオフィスにかかってきた電話に出ない」「自分からコミュニケーションをとりたがらない」(8%)という意見も見られた。
続いて、「ゆとり世代」を対象に職場で苦痛と感じることについて聞くと、「きちんと説明して貰えないこと」(24%)が1位だった。「『ゆとり世代は、これだから…』という言い方をされる」(16%)、「プライベートなことを聞かれる」(13%)のほか、「自分で考えろ」と言われる」「飲み会への参加」「上司に注意を受ける」も10%弱だった。
ゆとり世代以外は「指示したことしかやらない。もしくは指示したことしか出来ない」というゆとり世代に対しての不満があるが、ゆとり世代は、「自分で考えろと言われる」「きちんと説明してもらえない」に不満を持っており、双方の価値観の違いがうかがえる。
世代間ギャップを埋める方法について、両世代に尋ねたところ、「お礼の言葉を欠かさない」(29%)が最も多い回答となった。2位は同率で「相手のことを褒める」「こまめに話しかける」(13%)となっている。
その他、「同じチームで一緒に仕事をする」「病欠していた人に声かけをする」「愚痴を聞く」は各8%。「ギャップの埋め方が分からない」という回答は5%だった。