パイオニアは3日、USBスピーカーの新シリーズ「DESK LIVE」として、Premium USB Speaker「ISS-C270A-S」を発表した。机の上に設置した場合など、ユーザーの耳とスピーカーの距離が近い環境(ニアフィールド)に最適化している。7月中旬の発売で価格はオープン、店頭予想価格は80,000円前後。

ISS-C270A-S

ニアフィールドに置くスピーカーは音量を絞りがちだが、本製品は小音量でも高音質で、高い臨場感とライブ感が楽しめる。ISS-C270A-Sでは、ニアフィールドリスニング専用の「広帯域フルレンジスピーカー」を新開発。さらに、USB給電型スピーカーとしては世界で初めて、筐体にマグネシウムを採用した(2014年6月3日現在、パイオニア調べ)。スピーカー前面には削り出した12mm厚の純アルミ製バッフル板を使用して、高音質化と同時に高級感のある外観も実現している。

また、本体だけでなくバスレフポートにもマグネシウムを使用し、本体やバスレプポートなどの共振を抑制。これにより伸びのある高音が再生でき、優れた臨場感と原音に忠実なライブ感のある音を楽しめるという。

高音質アナログアンプICを左右のチャンネルに独立して搭載したほか、通常のUSBバスパワーでは補えない電力を確保するUSB-DACも備えた。音源本来の臨場感を再現する「Dirac HD Sound」技術を採用するなど、小音量時でも音楽をより高音質で再生するための様々な工夫が施されている。

付属品として、小音量時でも微妙なボリューム調整が行えるアルミ製ボリュームコントローラーを同梱。加えて初回生産分の限定500セットには、スピーカーの音質向上に効果的な、真ちゅう材削り出しの角度調整用スパイク型イシュレーターも付属する。

本体サイズはスピーカー1個あたりW92×D122×H177mm(突起物含む)、重量は右スピーカーが約1.3kg、左スピーカーが約1.2kg。電源はUSBバスパワーで、出力音圧レベルは83.5dB、最大入力20W。対応OSは、Windows XP / Vista / 7 / 8以降、Mac OS 9.1、OS X 10.1以降。

なお、パイオニアプラザ銀座(http://pioneer.jp/corp/publicity/pioneer-ginza/)にて、ISS-C270A-Sを先行展示している。6月21日(土)と22日(日)に開催するパイオニアAVセミナー「PCサウンドの世界~Premium USB Speaker先行試聴体験会~」では、詳細な商品説明を予定しており、試聴も可能とのこと。