米Appleは6月2日 (現地時間)、米サンフランシスコで開催中のWWDC 2014で、iCloudの有料ストレージアップデートの新プランを発表した。従来のプランよりも割安で、より大きな容量を利用できるようになる。
WWDC 2014のキーノートで同社は、iCloudをDropboxのようなオンラインストレージとして扱える「iCloud Drive」、iOSデバイスで撮影した写真やビデオを全てiCloudに自動保存する「iCloud Photo Library」などを発表した。フォトストリームと違って、これらのサービスはユーザーのiCloudストレージを消費する。現在iCloudストレージは無料で使用できるのが容量5GB、10GBアップグレートが20USドル(2,000円)/年、20GBが40USドル(4,000円)/年、50GBが100USドル(10,000円)/年となっており、MicrosoftのOneDriveやGoogleのGoogle Driveに比べると有料ストレージが割高だ。
キーノートで公表された新料金は、無料ストレージは従来どおり5GBだが、20GBが0.99USドル/月、200GBが3.99USドル/月。最大1TBまで購入できる。20GBプランは12カ月で11.88USドルになり、現在の40USドル/年から1GBあたりの費用が大幅に引き下げられることになる。