米Appleは2日(現地時間)、米カリフォルニア州サンフランシスコで開催中の開発者イベント「WWDC 2014」において、iOSの最新バージョン「iOS 8」を発表した。開発者向けのiOS 8は本日より、一般向けには今秋に提供する。iOS 8の対応機種はiPhoneがiPhone 4S以降、iPadがiPad 2/iPad Retinaディスプレイモデル/iPad Air、iPad mini、iPad mini Retinaディスプレイモデルほか、第5世代iPod touchとなっている。
iOS 8は、iOS 7で見られたデザイン上の大きな変更はなく、既存のアプリの機能改善が主な変更点となる。いくつか例を挙げると、通知バーに表示されたメッセージへの返信やFacebookアプリなどへのアクションなどがこれまで以上に容易になる。文字入力の予測変換機能も文脈を考慮したものへと機能向上する。音声アシスタントサービスのSiriは、楽曲認識アプリ「Shazam」を取り入れ、楽曲の認識ができるようになるほか、iTunesの購入などに対応する。カメラアプリは、編集機能が向上し、明るさ、コントラストの調整が行える。
このほか、新機能として、カレンダーやリマインダーの家族間共有のほか、子供によるアプリの購入承認、子供の居場所の把握が行える「Family Sharing」が発表。さらに、MacとiPhoneとの連携強化についてもアナウンスされた。
iOS 8の詳細およびMacとの連携などについては追ってリポートする。