iOS 7で正式版となった「Siri」は、検索エンジンがそれまでのGoogleからMicrosoftの「bing」に変更された。検索エンジンをGoogleとYahoo!、bingの3種類から選べるSafariとは異なり、Siriでは選択することができない。「~を検索」と話しかければ、bingで検索した結果が返ってくるしくみだ。
しかし、Siriに「グーグルで検索」と話しかければ、Googleで検索することもできる。Yahoo! も同様に、「ヤフーで検索」と話しかければいい。デフォルトの検索エンジンを変更することはできないが、命令するとき検索エンジンを指定することは可能だ。
この方法を使えば、Siriを介してGoogleの豊富な機能にアクセスできる。命令のつど「グーグルで検索」と話しかけなければならないものの、bingにはない機能をSiriから利用できるのはかなり重宝する。
電車の乗り換え案内もGoogleに頼むことができる。「グーグルで検索」とSiriに命令すると、「なにを検索しますか?」と返事があるので、「○○駅から△△駅」と伝えればいい。
ただし、Siriでは語句間のスペースを伝えることが難しいため、Googleの乗り換え案内で便利な終電検索を行おうとすると、「○○駅から△△駅終電」と認識されてしまい、うまくいかない。Siriには編集機能があるので、面倒でも「駅」と「終」の間にソフトウェアキーボードでスペースを挿入しよう。これでうまくいくはずだ。