財務省は2日、2014年1~3月期の法人企業統計調査の結果を発表した。それによると、全産業(金融業・保険業を除く)の設備投資額(ソフトウエアを含む)は前年同期比7.4%増の12兆2,307億円となり、4四半期連続で増加した。伸び率は2012年4~6月期(7.7%)以来、7四半期ぶりの高水準となった。

業種別に見ると、製造業は前年同期比6.8%増の4兆1,125億円と、2四半期連続の増加。非製造業は同7.7%増の8兆1,181億円と、4四半期連続で増加した。

製造業は、化学、鉄鋼、情報通信機械などで減少したものの、輸送用機械、食料品、業務用機械などで増加。一方、非製造業は、情報通信業、電気業、サービス業などで減少したが、運輸業、郵便業、建設業、不動産業などで増加した。

なお、ソフトウエアを除く設備投資額(季節調整済)を前期比で見ると、3.1%増と4期連続で増加した。

一方、売上高は前年同期比5.6%増の345兆3,293億円と、3四半期連続の増収。業種別では、製造業は同5.8%増の103兆3,906億円、非製造業は同5.6%増の241兆9,386億円となった。

また、経常利益は前年同期比20.2%増の17兆4,552億円と、9四半期連続の増益。業種別に見ると、製造業は同5.4%増の5兆3,940億円、非製造業は同28.2%増の12兆613億円となった。

有効回答数は2万2,403社。