みんなのお葬式は2日、全国1,400の葬儀社と提携し、統一価格49万円で葬儀を行えるサービス「みんなのお葬式」の提供を開始したと発表した。
日本消費者協会が行った葬儀に関するアンケート調査によると、「身内に葬儀のあった人」が葬儀にかけた費用の総額は全国平均で約200万円に上る。
一方、みんなのお葬式が行った調査では、最も適切だと思う葬儀の価格は「20万円以上50万円未満」が最多となり、実際の価格との間に大きなギャップがあることがわかった。同社はこのような現状を受け、満足のいく料金設定で葬式を執り行ってもらうため、同サービスの提供に至ったという。
同サービスでは、お通夜からお葬式、火葬まで、葬儀を執り行うために必要なものが含まれたプランを49万円で提供。セット内容には、祭壇(仏式・神式・キリスト教式に対応)、寝台車、枕飾り、棺および納棺業務、納棺付属品、会場、位牌、骨壷、遺影、会葬礼状、受付設備、霊柩車、役所手続きサポートなどのサービスが含まれる。対象人数は20人。提携葬儀社は全国1,400社以上で、4,000以上の葬儀会場を利用できる。
なお、葬儀や初七日などの謝礼として宗教者へ渡す金額はセット内に含まれていない。また、プランのグレードアップ、サービスを追加する場合は別途料金が必要となるが、葬儀施行前に書面にて見積書を作成、葬儀内容を説明し、納得を得てから葬儀を執り行うとしている。