映画『瀬戸内海賊物語』の初日舞台あいさつが31日、東京・新宿ピカデリーで行われ、キャストの柴田杏花、葵わかな、内藤剛志、中村玉緒と大森研一監督が出席した。

映画『瀬戸内海賊物語』の初日舞台あいさつに出席した内藤剛志、柴田杏花、葵わかな、中村玉緒(左から)

本作は、瀬戸内海の島を舞台に、実在した海賊・村上水軍の財宝を探す4人の少年少女を描いた冒険活劇。海賊の血を引く村上楓(柴田)は、自宅の蔵で埋蔵金を示す横笛を発見する。楓ら子どもたちは、島と本土を結ぶフェリーの廃止危機を救うため、財宝探しに奔走する――というストーリーで、映画は全国公開中。

本作で映画初主演の座を射止めた柴田は、「初めてのことをたくさん経験しました。緊張や不安もあったけど、みなさんに助けられてのびのびと演じることが出来ました」とあいさつし、「感じ方は観る人によって違うと思うけど、自分にとっての"宝物"が何かを考える映画になりました」と笑顔でアピール。撮影は約2年前とあって、しっかりとした話しぶりや身長の変化に、柴田の父親を演じた内藤は、「大きくなった。目線が全然違うもんね」と目を細めていた。

また、5月は内藤と大森監督の誕生月ということで、船の形をしたバースデーケーキが登場。柴田から「内藤さんのような素晴らしい女優さんになれるように頑張ります」と葵が似顔絵を添えた色紙を渡され、ケーキを食べさせてもらった内藤は、家族に祝われなかったことをこぼしつつ、「これが僕の誕生日! 一生忘れない。ありがとう!」と大感激。20代からの先輩である中村にも祝われ、「こんなに大きくなりました。また初心に戻って頑張ります」と気を引き締めていた。