トレンド総研は、社会人2年目以上で、日常的にブログを書いている20~50代の会社員男女300名を対象に、「ブログの仕事活用」に関する調査を実施した。調査期間は5月21日・22日。
85%が同僚にブログを書いていることをオープンにしている
同調査では、ブログを書いている社会人2年目以上のビジネスパーソンを、「部下を持つマネジメント層」150名、「後輩を持つ先輩社会人」150名に分けて質問を行った。
まず、「会社内で、あなたがブログを書いていることを知っている人は誰ですか?」と尋ねたところ、「同僚」が85%と最も多かった。以下、「部下・後輩」(56%)、「上司・先輩」(45%)、「社長・役員」(9%)と続く。同僚だけではなく、上司や部下などにもブログをオープンにしている人が多いようだ。
続いて、ブログが仕事に役立つと思う点について尋ねたところ、最も多い意見は「(読者が増えることで)新しい人とのつながりができる」(46%)だった。「文章力・表現力が身に付く」(40%)、「(ネタ集めを意識することで)情報感度が高まる」(36%)、「社外の人とのコミュニケーションのきっかけになる」(31%)といった理由も上位にランクインしている。
また、「ブログを書くことは、キャリアアップや昇進の近道になると思いますか?」という質問では、24%が「そう思う」と回答した。ブログを通じたモチベーション維持やスキルアップがキャリアの近道になり得ると考える社会人は少なくないようだ。
社会人1年目からブログを書くことに7割が「メリットある」
社会人2年目以上のビジネスパーソンに、社会人1年目からブログをはじめることはメリットがあると思うか尋ねたところ、69%が「そう思う」と回答した。
具体的なメリットについて聞くと、「後から成長の過程を振り返りやすい」(30%)という回答が最も多かった。しかし「上司・先輩の立場になった時に、新入社員の気持ちをブログで振り返って指導できる」(16%)などの声もあり、若手社員だからこそのメリットを上げる声も多かった。
「上司」の立場であるビジネスパーソンに「部下に対して、ブログを通じてメッセージを伝えたことはありますか?」と尋ねたところ、37%が「ある」と回答した。その理由としては、「押し付けがましくならない(35歳・女性)」、「対等な人間としての気持ちを伝えられるため、相手も素直に受け止めやすいと思う(36歳・男性)」などが挙げられた。