面接の最中に、面接官に「私のことをどう思いますか?」って質問された!! これって一体どう答えれば正解なんだー?! 今回はマイナビニュース会員のうち男女500名に、就職・転職活動中の面接中に、言われて返答に困った質問を教えてもらった。
Q.就職活動中や転職活動中の面接で、困った質問はありますか?
はい 23.8%
いいえ 76.2%
Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)どんな質問だったか教えてください
■前職・他社との比較
・「『他にどこを受けていますか』という質問、どう答えても不利」(56歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「志望度が低い企業での『うちの志望度は?』という質問」(25歳女性/小売店/販売職・サービス系)
・「もし、この会社が落ちたらどうするの?」(40歳女性/金融・証券/秘書・アシスタント職)
・「まったく違う業種・職種に転職した際になぜ転職したのかを根掘り葉掘り聞かれたこと」(32歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「前職と現職の間に1年以上のブランクがあったので、その理由を聞かれたのが困った」(29歳女性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
・「以前の仕事についてのこと……内部情報をあまり触れないように話すのが難しい」(40歳男性/学校・教育関連/営業職)
■先行きを不安にさせる質問
・「うたれ強さについて聞かれたとき……電話で怒鳴られても平気か、とか」(28歳女性/機械・精密機器/販売職・サービス系)
・「うちの会社、残業多いけど、大丈夫?」(25歳女性/情報・IT/技術職)
・「デートと残業はどっちを優先するか」(50歳女性/電力・ガス・石油/事務系専門職)
・「結婚して転勤になった場合、旦那さんと別居できるか」(32歳女性/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「セクハラでお尻を触られたらどうするか?」(31歳女性/情報・IT/技術職)
・「インドに行くことになったら行けるか」(30歳女性/金融・証券/営業職)
■まだよく分かってないのに
・「『あなたが入社したら、弊社にどのような利益をもたらしますか?』知らんわ」(22歳女性/情報・IT/技術職)
・「どこの部署に行きたいか、と全く知らない状態できっちり答えるよう言われたとき」(28歳女性/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「給料はいくらほしい?」(46歳男性/電力・ガス・石油/技術職)
・「仕事は正確ですか」(51歳女性/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)
■面接でその質問?
・「ほかに何かありますか? と聞かれたとき……何もないと、意欲が薄いように見えるし、変なこと聞くと落とされそう」(27歳女性/商社・卸/営業職)
・「私(面接官)の事をどう思うのか?」(32歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「私の名前は何でしたでしょうかと聞かれた」(34歳男性/小売店/販売職・サービス系)
・「何でも聞いてください、と言われ言葉が出てきませんでした」(33歳男性/学校・教育関連/専門職)
■個人的すぎる質問
・「あなたは週末何をしていますか」(32歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「あなたの街はどんな街ですか?」(32歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「好きな歌手は誰ですか?」(37歳男性/通信/技術職)
・「好きな色を聞かれた、何を知りたいのかわからなかった」(31歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「血液型を聞かれ、事務なのでAと答えるべきか正直に答えるべきか迷った……単なる興味ということが後でわかったが何か裏があるのではと変に勘ぐってしまいとまどった」(30歳女性/建設・土木/事務系専門職)
■「たとえ」シリーズ
・「あなたを動物でたとえるならなんですかと聞かれた……質問の意図がわからなかった」(31歳男性/商社・卸/事務系専門職)
・「自分は植物に例えるとしたら何ですか?」(30歳男性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
・「自分を食べ物に例えてPRしてください」(30歳女性/学校・教育関連/専門職)
・「自分を文房具に例えると?」(24歳女性/食品・飲料/事務系専門職)
・「当社を色に例えてください」(27歳女性/金融・証券/営業職)
・「桃太郎に例えると何か」(30歳女性/自動車関連/事務系専門職)
■もはや意味不明
・「海に接していない都道府県を答えろという質問」(25歳男性/医薬品・化粧品/技術職)
・「20万あったらどうしますか」(25歳女性/その他/秘書・アシスタント職)
・「自己アピールで書道が得意と言ったら『いま何という字を書きたいですか?』」(29歳女性/電機/事務系専門職)
・「AKBの中で好きな人は? という質問、1人も名前がわからなかったのでかなり困った」(26歳男性/情報・IT/技術職)
・「君みたいな子はどうやって生まれてくるのか? と聞かれた……存在意義をきいているのか、とても奥深い質問だと思った」(30歳女性/その他/事務系専門職)
・「笑わせてください」(28歳男性/機械・精密機器/技術職)
■総評
面接で困った質問をされたことがある人は23.8%。4人に1人程度は面接で難問に出くわし、冷や汗をかいた経験があるようだ。
一番多かったのは、「他にどこを受けていますか?」「内定をもらっている会社はありますか?」と他社と比較される質問。ド定番の質問とはいえ、実際に質問された側にしてみればやはり返答に困る。転職先の面接で前職のことを聞かれるのも、当然と言えば当然だが、「なんで辞めちゃったの?」とその理由を事細かに聞かれたら、相当言葉に詰まるだろう。「内部情報に触れないように前職のことを話すのが難しい」というもっともな意見もあった。
面接で入社が不安になるような質問をされた人も。「電話で怒鳴られても平気?」「セクハラされたらどうする?」「インドに行ける?」なんて、はいと答えたら本当にインド勤務になりそうでものすごく怖い。また、まだ入っていない人に対して「給料はいくら欲しい?」「どこの部署に行きたい?」なんて、どう答えたらいいか迷ってしまうような質問もあったようだ。
個人的な質問も、答えに困る典型的なものだ。「週末の過ごし方」「趣味」「好きな歌手」「好きな色」など、正直に答えるのは難しくないだろうが、それが何か内定と関係あるのか? と勘ぐりたくなる。血液型を聞くのは割と昔からの定番のようだが、「事務職だから几帳面なA型と答えないと落とされるかも」と心配になった人もいるようだ。
回答の中に多かったのが「例えると」という質問。「あなたを動物に例えると?」というのは多くの人が回答しており、よくある質問のようだが、「植物」「文房具」「食べ物」にたとえる、というのは変化球で頭が真っ白になりそう。また「桃太郎に例えると」という超難問に出くわした人も。イヌ、サル、キジ、それぞれのタイプの明確な違いがイマイチ分からない……。
その他、「AKBの中で好きな人は?」「笑わせて下さい」など、タレント事務所の面接のような質問を受けた人もいた。「海に接していない都道府県を答えろ」なんて、ただのクイズだ。答えは8つ。来たるべき面接に備えて、しっかり調べておくといいかも?!
調査時期: 2014年5月9日~5月11日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性224名 女性276名 合計500名
調査方法: インターネットログイン式アンケート