ニコンは29日、ミラーレスタイプのレンズ交換式デジタルカメラ「Nikon 1 S2」を6月5日に発売すると発表した。価格はオープン。5月14日の発表時点では6月発売とされていたが、今回正式に発表日が決定した。
市場想定価格はボディのみが50,000円前後、標準パワーズームレンズキットが60,000円前後、ダブルズームキットが80,000円前後(いずれも税込)。
Nikon 1 S2は1型センサーを採用する小型ミラーレス一眼「Nikon 1」シリーズの新モデル。エントリーユーザーに向けた製品でありながら、上位モデルの「Nikon 1 V3」や「Nikon 1 J4」と同様に、AF追従で世界最速を謳う約20コマ/秒の高速連写を実現している。また、シャッターボタン前後10コマを1秒間に連写して、残したい画像を選べる「お気に入りフォト選択」も搭載。本体は重量約190g(本体のみ)、厚さ29.4mmと軽量かつコンパクトだ。
主な仕様は、マウントがニコン1マウントで、撮像素子が有効1,418万画素の1型(13.1×8.8mm)CMOSセンサー、対応感度がISO200~ISO12800、シャッタースピードが1/16,000~30秒となっている。画像処理エンジンには「EXPEED 4A」を採用。
背面のモニターは3型・約46万ドットの液晶方式。利用可能な記録メディアはmicroSD/SDHC/SDXCメモリーカード、記録形式は静止画がRAW、JPEG、動画がMOV(H.264/MPEG-4 AVC)、動画の記録画素数は最大1,920×1,080ドット/60pだ。バッテリーはリチウムイオン充電池。本体サイズは約W101×D29.4×H60.8mm、重量は本体のみで約190g、バッテリーとmicroSDカードを含む状態で約230gとなっている。
カラーはホワイト、ブラック、イエロー、レッドの4色。ボディ単体での発売はブラックのみで、レッドはダブルズームキットのみ、イエローは受注販売となっている。