日本観光振興協会と、日本旅行業協会は9月25日、「ツーリズムEXPOジャパン2014」を東京ビッグサイト (東京都江東区)で開催する。期間は9月28日まで。
同イベントは、日本観光振興協会が主催する国内観光博覧会「旅フェア日本」と、日本旅行業協会が主催する国際博覧会「JATA旅博」を統合した旅の祭典。2つのイベントそれぞれの強みを生かし、観光産業のみならず全産業や地域の力を結集した世界最大級の旅の総合イベントとして開催する。
同イベントでは、「新しい旅が始まる。」をキャッチフレーズに、東6ホール全館貸し切りで展開する「展示会」、会議棟で最新の旅行市場動向について討議する「国際観光フォーラム」、国内外のサプライヤーと旅行会社による「商談会」、旅行需要の喚起に貢献した企業・団体・個人や優れた旅行商品を表彰する「顕彰事業」の4つのプログラムを実施する。
「展示会」では、国内ほぼ全ての地域と欧米、アジア、南米など150の国が出展。官公庁、観光協会、旅行、レジャーなどのさまざまな企業、団体が一堂に集結し、最新の旅行情報を紹介する。
各ブースでは、ツアー商品や物産の販売、体験アトラクションやステージパフォーマンスのほか、匠(たくみ)による伝統工芸の実演やグルメ企画も予定している。
26日の「国際観光フォーラム」では、UNWTO(国連世界観光機関)との連携により、事務局長のダレブ・リファイ氏の基調講演を実施。さらに海外の有識者が登壇し、メガイベントを利用した観光振興に成功した都市の紹介も行う。成長するアジア旅行市場分析をテーマとしたシンポジウムも実施する。
「商談会」では、国内外のサプライヤーと旅行会社によるアウトバウンド商談会と国内旅行商談会を実施。アポイントメント制のほか展示ブースを訪問する自由商談の機会を設けることでネットワーキングのチャンス拡大を目指す。また、メディアミーティングも行う。開催は25日と26日。
「顕彰事業」では、旅行需要の喚起に貢献した企業、団体を表彰する「JATAツーリズム大賞2014」や、優れた旅行商品を表彰する「ツアーグランプリ2014」、国内観光地への誘客に貢献する観光ポスターを表彰する「日本観光ポスターコンクール」を実施する。
入場料は当日券/大人1,300円、学生700円、前売り券/大人1,100円、学生600円、保護者同伴の小学生以下、中・高生は無料。イベント開催時間は日によって異なる。
そのほかにも、同時並行で観光庁主催の訪日旅行商談会「VISIT JAPAN トラベルマート(VJTM)2014」が開催される。同企画は、参加する海外バイヤーはツーリズムEXPOジャパンの展示会場を訪れ、日本の出展者と交流を深めることができるという相乗効果があるとのこと。