ポルシェ ジャパンは、ポルシェAGのクラシック車両専門部門であるポルシェ クラシックで開発された「ポルシェ クラシックモーターオイル」を、全国のポルシェ正規販売店で販売する。 20W-50と10W-60の2タイプがある。
このオイルは、ポルシェ クラシックと、ヴァイザッハのポルシェR&Dセンターおよびドイツのオイルメーカーとの共同開発により誕生した。クラシックモデルの空冷水平対向4気筒および6気筒エンジンに対応した、まったく新しいエンジンオイルとなっている。
粘度の異なる2タイプがあり、356や914、それに2.7リットルまでの初期の911には20W-50が推奨されている。このオイルは、あらゆる温度環境で理想的な保護性能を持ち、コルク製シールや鉛を含有するベアリングにも適合するという。
ドライサンプ潤滑方式を持つ3リットル以上の空冷水平対向エンジンを搭載した911モデルには、最新のオイル技術のメリットを享受できる10W-60が推奨されている。このオイルは100%化学合成オイルで、エンジンスタート時の低温状態や、大きな負荷がかかる高温状態でも、理想的な保護性能と清浄性を発揮する。
どちらのオイルも研究所と公道でテストを重ね、クラシックエンジンに用いられている合金やシール剤に合わせて開発された。高温域での優れた柔軟性と安定した保護性能を発揮し、理想的な耐摩耗性と耐食性を発揮する。クラシックポルシェをモチーフとしたオイル缶は、ヴァイザッハのポルシェデザインスタジオでデザインされたという。
価格は、20W-50の1リットルが2,376円、5リットルが1万152円。20W-60の1リットルが3,132円、5リットルが1万3,608円となっている。