海外現地でスマホを買って活用してみよう。予算は1万円。今回はロンドンの玄関、ヒースロー空港でキャリアブランドの低価格スマホを購入してみた。

ヒースロー空港にあるVodafoneショップ

ロンドンの玄関でもあるヒースロー空港。ターミナルは5つに分かれており、そのうち日本からの直行便などはターミナル3に到着する。このターミナル3(T3)にはプリペイドSIMの自動販売機がありSIMフリーのスマホを持っていれば到着後その場で購入してすぐに現地料金で使い始めることができる。だがプリペイドSIMを利用できない場合は、思い切って現地料金を利用できる地元の通信事業者のプリペイドスマホを買ってみるのもよい。

ヒースロー空港のターミナル5(T5)にはVodafoneの店舗があり、そこではVodafoneブランドのスマホなど低価格な製品も多数用意されている。このT5はブリティッシュエアのヨーロッパ線の巨大なターミナルであり、チェックインカウンターのある出発フロアの左手側にVodafoneのお店が位置している。なおT3からT5への移動は、市内から空港を結ぶ専用鉄道の「ヒースロー・エクスプレス」がこの区間のみ無料で乗車可能だ。もちろん切符は不要であり、空港駅にも改札は無い。

ヒースロー空港T3にあるプリペイドSIM自動販売機

T3からT5の移動はヒースロー・エクスプレスが無料で利用可能

Vodafoneの店内に入れば、壁側に多数のスマホが展示されている。その一部が「Pay as You Go」すなわちプリペイドスマホだ。しかもうれしいことに「100ポンド以下」として低価格な製品は一角にまとめて集められているのだ。訪問した2014年3月の為替レートは1ポンド=約170円。そのため1万円でスマホを買うならば58ポンド以下の製品を探したいところ。幸いなことに「Vodafone Smart Mini」が45ポンドと予算無いだ。その上の「Vodafone Smart III」のほうが画面が広く使いやすそうだが、75ポンドと予算オーバーなので断念した。

T5にあるVodafoneショップ

100ポンド以下の低価格スマホが集められている

さてこれらのプリペイドスマホはプリペイドSIMを一緒に購入する必要がある。SIMの代金は10ポンドからで、利用料金込みだ。Vodafoneにはプリペイドのプランが5種類あるが、スマートフォンで使いやすいプランは2種類ある。