ナスペックは5月29日、Vienna Acousticsのスピーカーシステム「LISZT」を発表した。発売は6月1日。希望小売価格は1,000,000円(1本、税別)。

「LISZT」

LISZTは、「ピアノの魔術師」と呼ばれたフランツ・リストの名を冠したハイエンドモデル。2Way・5スピーカーのシステムで、エンクロージャーは3本のウーファー用ユニットと、ミッドウーファー・ツイーター用のトップユニットに完全に分離された構造をとっている。

特徴は、φ150mmフラットスパイダーコーンミッドウーファーを採用したこと。フラット型のコーンにより、位相やタイミングのずれを防ぐとともに、歪みのないサウンドを実現している。フラット型のコーンは強度面で問題が起こりやすいが、フラットスパイダーコーンミッドウーファーでは、クモの巣状のリブを採用するとともに、高機能樹脂「X3P」とグラスファイバーを混合した素材により強度を確保。φ50mmのボイスコイルと大型ネオジウムマグネットにより強力にドライブされる。

フラットスパイダーコーンミッドウーファーの中心には、φ30mmハンドコーテッド・ネオジウムシルクドームツイーターがマウントされている。

ウーファーユニットは、φ178mmの「X3P スパイダーコーンウーファー」×3本。ウーファーユニットも、ミッドウーファーユニットと同じくクモの巣状のリブで補強されている。

クロスオーバー周波数は、250Hz・2.6kHz(6dB/oct)で、感度は91dB、インピーダンスは4Ωとなっている。本体サイズはW300×D435×H1,250mm(スパイクスタンド含む)で、質量は36.5kgだ。