オリンパスイメージングは29日、工事写真用カメラ「STYLUS TG-3 工一郎」を発表した。発売は7月上旬で、当面はオンラインショップのみの取り扱いを予定している。価格はオープンで、直販価格は税込63,000円。

STYLUS TG-3 工一郎

STYLUS TG-3 工一郎は工事現場での撮影に適したカメラだ。「工事写真専用モード」では「工事写真クリアモード1」「工事写真クリアモード2」「工事写真クリアモード3」「屋内撮影」「スローシャッター」「資料モード」の6つの撮影モードを用意。現場の状況に合わせてモードを選択できる。また、国土交通省「デジタル写真管理情報基準」が推奨する120万画素相当の画像サイズ(1,280×960ドット)に設定できる「簡単CALS」機能を搭載しているので、電子納品の際にリサイズする必要がない。

従来モデルに引き続きGPSを搭載し、新たにGLONASSとQZSSにも対応した。また、Wi-Fiも内蔵し、スマートフォンアプリ「OLYMPUS Image Share」をインストールした端末からAFポイントの指定、ズーム、シャッターを切るなどの遠隔操作を行える。

主な仕様は、5月13日に発表された「STYLUS TG-3 Tough」と同様。工事現場のようにハードなシーンでも耐えうるJIS/IEC保護等級8(IPX8)相当の防水性能やJIS/IEC保護等級6(IPX6)相当の防塵性能などを持つ。タフでありながら、開放F2.0の大口径レンズ、有効1,600万画素の1/2.3型CMOSセンサー(裏面照射型)、画像処理エンジン「TruePic VII」を搭載するなど、高いレベルの撮影性能を有している。

レンズは焦点距離25~100mm(35mmフィルム換算時)の光学4倍ズーム、対応感度がISO100~ISO6400、開放F値がF2.0~F4.9となっている。シャッタースピードは1/2~1/2,000秒。背面には3型のモニター(約46万ドット)を搭載。利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカード(Eye-Fiカード含む)と内蔵メモリ(約36MB)、動画の記録形式はMOV/H.264とMotionJPEGだ。バッテリーには専用リチウムイオン充電池を使用。

サイズはW111.5×D31.2×H65.9mm、重量は247g(電池、メモリーカードを含む)。