コナミは28日、日本版カジノ法案(特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案)の国会での成立に合わせて、国内のカジノ施設への投資を目的とした子会社を設立すると発表した。同日に開催された取締役会で決議した。

新会社の名称はコナミゲーミングジャパン(東京都・港区)で、コナミの100%子会社となる。設立日は同法案が国会を通過した後。代表取締役会長には山口憲明氏、代表取締役社長には坂本哲氏、取締役には笹生正美氏が就任する。

コナミは1997年10月豪州カジノ機器市場へ参入。以降、ラスベガスをはじめ全世界で365のライセンスを取得し、世界市場に向けてカジノ機器、およびカジノマネジメントシステムの開発・製造・販売・サービスを行っている。2013年10月には、米国ネバダ州ラスベガスでカジノ事業・第2工場の起工式を実施した。

第2工場完成図(イメージ)

また、カジノ産業の発展に寄与することを目的に、ネバダ大学・ラスベガス校と産学連携を実施しており、最近では2014年2月に250万ドルの寄付を決定。この寄付金は、ホスピタリティ学科の新学科棟の建設資金に充てられるという。