NTTドコモは28日、アップルのタブレット端末「iPad Air」と「iPad mini Retinaディスプレイモデル」を6月10日より販売開始すると発表した。iPad AirとiPad mini Retinaディスプレイモデルは処理能力の高いA7チップと高度なグラフィックを実現するRetinaディスプレイを搭載している。
iPad Air は、264ppi・2048×1536ドットの9.7インチのRetinaディスプレイを搭載したタブレット端末。従来モデルと比較してベゼル部を43%狭額縁化し、厚さは従来モデルの9.4mmから20%薄く7.5mmとなった。チップセットはA7とM7モーションコプロセッサで、オートフォーカス対応の5メガピクセルiSightカメラを搭載。OSはiOS 7を採用する。機能面では、FaceTime HDカメラに対応するほか、1080pのHDビデオ、HDR写真の撮影が可能。
iPad miniは、高精細のRetinaディスプレイを搭載したのが特徴。初代iPad miniとディスプレイサイズは同じだが、初代iPad miniのディスプレイ解像度が1024×768ドットなのに対し、iPad mini Retinaディスプレイモデルは、2,048×1536ピクセル(326ppi)と大幅に向上している。プロセッサーも64ビットアーキテクチャ搭載の「Apple A7」チップ、M7モーションコプロセッサとなり、初代よりも4倍の処理速度、8倍のグラフィック性能となる。
今回の発表に際し、NTTドコモの代表取締役社長・加藤薰氏は、iPhoneに加えて今回iPadを提供することで、ドコモは日本で人気の高いモバイル端末のラインナップを最も信頼されているLTEネットワークで提供できることとなる、ユーザーにはiPad AirとiPad mini Retinaディスプレイモデルをドコモの高品質なネットワークと新たな料金プランで楽しんで貰えると確信している、とコメントしている。
また、米AppleのCEOであるティム・クック氏は、我々は、ドコモのネットワークにおいてiPhoneに加えて今回iPadを提供できることを大変喜ばしく思っている、iPhoneの結果は大変すばらしいものであり、ドコモのユーザーにiPadを提供できることを楽しみにしている、と述べている。
機種代金(新規契約/機種変更/契約変更)は、iPad Airは2年間の利用で実質負担が6,480円(16GB)/16,200円(32GB)/27,000円(64GB)/36,720円(128GB)となっており、iPad mini Retinaディスプレイモデルは、同じく2年間の利用で実質負担が0円(16GB)/7,560円(32GB)/17,280円(64GB)/28,080円(128GB)となっている。
また、「データプラン(スマホ/タブ)」を契約し、かつ「シェアパック」の代表・子回線か「2台目プラス」対象回線にした場合、最大13カ月間、月々の利用可能なデータ量が自動で1Gバイト増量される「iPadボーナスパケットキャンペーン」に申し込むことができる。