映画『ポンペイ』(6月7日公開)のジャパン・プレミアが26日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、ポール・W・S・アンダーソン監督と妻である女優のミラ・ジョヴォヴィッチ、女優の黒木メイサが出席した。

左から黒木メイサ、ポール・W・S・アンダーソン監督、ミラ・ジョヴォヴィッチ

当日は、本作で描かれる火山のマグマをイメージした"マグマ・カーペット"がTOHOシネマズ 六本木ヒルズの正面階段に敷かれ、ポール・W・S・アンダーソン監督、ミラ・ジョヴォヴィッチ、黒木メイサが登場。黒木は、本作をイメージした黒のアシンメトリーなドレス、一方のミラは黒と白のシャネルのロングドレスで周囲を魅了した。そして3人は、写真やサインなどファンサービスに応じ、また、監督とミラは、2ショット撮影の際に、報道陣の前でキスも披露した。

その後、劇場内で舞台あいさつが行われ、アンダーソン監督が登壇し、本人の希望によりミラも観客の一人として客席にサプライズ登場した。監督が「感謝したいのは、今そこで客席にも座っているミラです。今回のプロモーションのためにカンヌから早めに帰ってきてくれました」と感謝の言葉を述べると、ミラが「I Love You!」と返し、熱々ぶりを見せつけた。続いて登場した黒木も「本当にすてきな夫婦」と尊敬していた。

また、司会者が黒木について「日本を代表する女優さんで、語学も堪能で歌やダンスもできる方」と映画での起用を提案すると、「僕だって歌もダンスも堪能だよ!…いや、歌もダンスもちょっと苦手かな(笑)」と見栄を張る監督。「『僕らは本当に似ていてるね』っていうジョーク? ということは、私がメイサと結婚しているってこと?(笑)」とツッコむミラに、「そんなの夢の中の話じゃないか!」と監督が返すと、ミラは「私の夢の中にはいつもあなたがいるわよ!」と、ここでも熱々ぶりを披露した。

黒木の起用については、監督が「まず、銃を扱える必要があるんだけど」とコメント。黒木が「バッチリですよ!」と答えると、「もう採用決定ね! どうせ私の言うことを聞くんだからからポールは!」とミラが勝手に決め、会場は笑いに包まれた。そして監督が、本作の主演キット・ハリントンの起用についても「妻から言われたからなんだ。『すごいイケメンなの!キャスティングしてみたら?』と言われて…」と、ミラからのアドバイスがあったと明かした。

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