福井鉄道はこのほど、F1000形車両の2014年ローレル賞受賞を同社サイトにて発表した。
今回の発表は、次世代型路面電車(LRV)として国内最大の乗車定員であること、バリアフリーに対応した車内設備や利便性向上のため全低床式構造であることなど、受賞理由を説明する内容に。「毎年1編成ずつ、合計4編成の導入を予定しております」と、今後の導入予定についても記している。
福井鉄道F1000形は、鉄道線と軌道線(路面電車)に分かれる福井鉄道福武線での使用を考慮して新造されたオリジナル車両で、2013年3月31日から運行開始した。3車体3台車、全長27mの低床式電車で、車体幅(2.6m)と編成あたりの定員(155人)は、どちらも国内の低床式車両では最大となる。
ローレル賞は、鉄道友の会が毎年1回、前年に日本国内で営業運転を正式に開始した新造・改造車両から、ブルーリボン賞とともに選定している賞。 会員による投票をもとに、最優秀と認めた車両をブルーリボン賞に、優秀と認めた車両をローレル賞に選定している。