名古屋鉄道と近畿日本鉄道はこのほど、名古屋駅を接続駅とする名鉄・近鉄連絡IC定期乗車券を9月から販売開始すると発表した。名古屋鉄道では「manaca」、近畿日本鉄道では「ICOCA」「KIPS ICOCA」として発売する。
連絡定期乗車券の発売範囲は、近鉄では名古屋線(近鉄名古屋~伊勢中川間)、湯の山線(近鉄四日市~湯の山温泉間)、鈴鹿線(伊勢若松~平田町間)、山田線(伊勢中川~宇治山田間)、鳥羽線(宇治山田~鳥羽間)の各線。名鉄の「manaca」においては、蒲郡線三河鳥羽~蒲郡間と広見線明智~御嵩間を除く全線が対象だが、瀬戸線単独と近鉄との連絡定期乗車券は発売されない。「ICOCA」「KIPS ICOCA」の場合は、名鉄は名古屋本線(豊橋~名鉄岐阜間)、常滑・空港線(神宮前~中部国際空港間)、犬山線(枇杷島分岐点~新鵜沼間)、津島線(須ケ口~津島間)が対象となる。
発売券種は通勤定期券と通学定期券で、通用期間は1カ月・3カ月・6カ月。両社の定期旅客運賃をそのまま適用する。名鉄の出札係員配置駅(赤池駅・蒲郡駅を除く)と名鉄名古屋駅サービスセンター、旅行会社への委託窓口を除く近鉄の定期券発売箇所にて取り扱う。具体的な発売開始時期を含め、サービスの詳細については決まり次第、改めて発表するとのこと。