5月31日より第2章が公開される実写映画『THE NEXT GENERATION パトレイバー』より、早くも7月12日に公開される第3章ビジュアルが公開された。
エピソード4「野良犬たちの午後」と、エピソード5「大怪獣現わる 前編」の2つで構成される第3章のビジュアルは、昭和レトロで特撮感を全面に押し出したデザインに。これは、エピソード5と次作のエピソード6と合わせ、前後編で描かれる熱海の怪獣騒動をフィーチャーしており、熱海在住の押井守総監督自らが手がけているという。押井監督は、エピソード5について「熱海と言えば温泉と怪獣映画、怪獣映画といえば美女と温泉、自分の住んでいる熱海市内で美女の出てくる怪獣映画を撮りたかった(笑)」と、怪獣騒動のエピソードについて語っている。
アニメ版の『機動警察パトレイバー』では、毎度さまざまなジャンルのパロディが盛り込まれることが伝統となっているが、今回の実写版も例にもれず、嶋田久作扮する碧眼の科学者、金星人といった怪人物も登場するなどファンの心をくすぐる演出も用意。この昭和怪獣映画へのオマージュ溢れる本編を踏襲して、ポスターも昭和レトロ風に仕上がっている。河童を思わせる風貌の怪獣も描かれているが、本編にどのような形で登場するのか注目される。
『THE NEXT GENERATION ‐パトレイバー‐』は、シリーズ全12話(各話48分)と長編作品(約100分)で構成され、12話を全7章に再構成して上映。4月5日に公開される第1章は、今現在に至る特車二課の歴史をひもとくエピソード0「栄光の特車二課」、三代目となる特車二課の日常を描くエピソード1「三代目出動せよ」の2つの物語を上映。その後、第2章が5月31日、第3章が7月12日、第4章が8月30日、第5章が10月18日、第6章が11月29日、第7章が2015年1月10日、そして2015年ゴールデンウィークに長編映画が公開される。
総監督と脚本には、当時のアニメシリーズを手がけた押井監督を迎え、音楽は川井憲次氏が担当。主人公・泉野明役に真野恵里菜、塩原佑馬役に福士誠治、カーシャ役に太田莉菜、シバシゲオ役に千葉繁、後藤田継次役に筧利夫と豪華キャストが名を連ね、これまで培ってきた知見や技術、そして最新CG/VFX技術を駆使して新たな『パトレイバー』が描かれる。
(C)2014 「THE NEXT GENERATION -PATLABOR-」製作委員会