三菱電機は5月26日、サイクロン式掃除機「風神」シリーズの新モデル「TC-ZXD30P」「TC-ZXD20P」を発表した。いずれも発売は6月21日で、価格はオープンとなっている。推定市場価格はTC-ZXD30Pが80,000円前後、TC-ZXD20Pが60,000円前後(いずれも税別)。

「TC-ZXD30P」は2色、「TC-ZXD20P」は1色がラインナップされる

高速旋回流でごみを遠心分離するサイクロン部と、ごみを溜める集塵部を別々にした独自構造を採用する「風神サイクロンテクノロジー」搭載のサイクロン式掃除機。最終補塵率99.999%というクリーンな排気、99%以上持続する吸引力でを実現する。

上位モデルのTC-ZXD30Pでは新たに、「フィジ軽グリップ」と「Wクリーン自走式パワーブラシ」を搭載。フィジ軽グリップは掃除時に姿勢に配慮したもので、使用者が前かがみになりにくく、腰への負担が少ないよう工夫されたメイングリップと、階段や棚の上などを掃除する際に便利なサブグリップで構成される。Wクリーン自走式パワーブラシは2つの吸引口が採用されており、吸引口が1つだとブラシの両端部でごみを吸引しにくいという問題が改善されている。

TC-ZXD30Pではさらに、スマートフォンとの連携機能「カロナビ」が搭載されている。同社によれば「家事の中でも最も嫌がられるものが掃除」とのことで、本機能ではグリップ部に搭載された3軸加速度センサーが消費カロリーや運動量を計測。掃除後にグリップ部のNFC(近距離無線通信)チップ部に対応スマートフォンをかざすことで、消費したカロリーや運動量が表示されるようになっている。なお、本機能の使用には専用アプリが必要。

そのほかの主な仕様は次の通り。消費電力は2モデル共通で約850~600W(節電モード時は約850~100W)、吸込仕事率も共通で約230~130W(節電モード時は約230~15W)、運転音はTC-ZXD30Pが約64~61dB(節電モード時は約64~49dB)、TC-ZXD20Pが約65~62dB(節電モード時は約65~50dB)、集塵容積は共通で0.9Lとなっている。本体サイズはいずれもW216×D357×H283mm、本体質量はいずれも3.7kg。