「東京・富士山・京都・大阪」といった外国人観光客の"日本のゴールデンコース"以外に、中国人観光客の間で「日本の皇族御用達の避暑地」などと密かに話題となっている観光地がある。それは、天皇陛下と美智子妃殿下の「テニスコートの出会い」の場としても有名な、ハイクラスな人々が集まるリゾート・軽井沢だ。
「風立ちぬ」の追い風を受けて
中国版ツイッターの「ウェイボー」では、軽井沢について様々な憧れツイートがアップされている。
文学好きな中国ネットユーザーらは、宮崎駿のアニメ映画作品「風立ちぬ」の題材となったことで中国でも有名な名作『風立ちぬ』の作者・堀辰雄と縁深い地として軽井沢に着目。実際に現地を訪れた人々が、「宮崎駿作品に描かれているよりも、実際はさらに美しい」「堀辰雄の山荘が素敵」などと、写真と共にアップしたツイートには「静かで美しい!」「絵画のよう」と絶賛コメントが寄せられている。
また、セレブなネットユーザーたちも、自らの軽井沢体験をアップ。「軽井沢でパーティして、卓球して、お酒を飲んだ。天気が最高!」「軽井沢で飲むお酒はおいしい」など、リゾートを思い切りエンジョイしている様子をツイートしている。さらに、「高原の空気と優れた温泉が最高の保養地」と、文学者ばりに長期滞在地として検討する人も出てきた。
アウトレットで「買い物上手な良い奥さん!」
さらに、「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」のアウトレットモールでのブランド物ショッピングも注目されており、「旦那のためのバーバリーの男物の靴がすごく安く買えた! 軽井沢に来て得した!」というある奥様ネットユーザーのツイートには、「買い物上手な良い奥さん!」など、賞賛コメントが集まっている。
こうした評判を耳にし、「海南島のリゾート・三亜に行くか、息子を連れて軽井沢に行くか、迷っています!」「結婚写真を軽井沢で!」など、次の旅行先として軽井沢を検討するつぶやきも多数アップされている。今後、通好みの日本旅行を求める中国人の間で、軽井沢はますます話題になりそうである。
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