説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「iPhoneにケースは必要ですか?」という質問に答えます。

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必須ではありませんが、装着していればiPhoneを落下させたときの破損を免れることができます。ケースを装着していても落下したときの高さや角度、落下位置の材質によりダメージ度合いが変わりますから、破損を100%防止することは難しいにせよ、落下の衝撃を和らげることは確かです。

ひとくちにケースといっても、いろいろなバリエーションがあります。iPhoneの背面/側面を覆う(狭義の)「ケース」、側面だけを守る骨組みのような構造の「バンパー」が主流ですが、全体を覆う防水ケースやihoneを収めるシステム手帳風のアイテムなど、数えあげるとキリがありません。材質や色、価格、保護フィルムの有無など条件もさまざまですから、実際に手にして納得できる製品を選ぶべきでしょう。

しかし、ケースにはiPhone本来のデザインを損ねてしまうという避けられない特性があります。できるだけ大きさ/重さを変えたくない、背面のアップルマークを隠したくない、けれど落としたときに備えたい……という場合にはバンパータイプが合理的な選択といえます。iPhone 5以降のモデルからは用意されていませんが、iPhone 4/4Sのときは純正のバンパーが存在したことからすると、アップル自体もデザイン的/機能的に"許せる"ケースと認識しているのかもしれません。

筆者はここ何年も純正/非純正のバンパーを利用しており、たびたび道路に落としているものの、液晶や背面のガラス部分が壊れたことはありません。運がよかっただけかもしれませんが、バンパーを装着していなければ、少なくともフレーム部分にキズは残ったことでしょう。iPhone本来のデザインは犠牲になりますが、バンパーなしで屋外に持ち出すつもりはありません。

落下時に備えたいがiPhone本来のデザインを損ねたくない……というユーザにはバンパーがお勧めです(写真は「Colorant B1S Ultraslim Bumper - Full Protection for iPhone 5/5S」