Marvell Technology Groupは21日、次世代インタフェース「SATA Express」をサポートするSSDコントローラ「88SS1083」を発表した。すでにサンプル出荷されており、2014年の第4四半期には「88SS1083」を採用した製品が登場するとしている。
SATA Expressは、SSDを接続するインタフェースとして、現行のSATA3.0(6Gbps)に代わると見込まれている高速インタフェース。今回の「88SS1083」は、2レーンのPCI Express Gen2を採用しており、最大転送速度は1GB/秒となる。加えて、消費電力に関する「L1.2」ステートや、信号の送信側と受信側で異なるReference Clockを用いる「SRIS」(Separate RefClock with Independent SSC)にも対応している。NANDフラッシュとしては、1znm世代のNANDフラッシュ(Toggle 2、ONFI 3、400MT/s)をサポート。
なお、2014年5月12日発表のIntel 9シリーズチップセットを搭載したマザーボードの中には、SATA Expressコネクタを備えている製品も多い。最近のSSDは実効速度がSATA3.0(6Gbps)の限界に達しつつあるため、SATA Expressを採用したより高速なSSD製品の登場が期待される。