JR東日本高崎支社はこのほど、吾妻線岩島~長野原草津口間(10.4km)で実施している線路付替工事について、新設線への切替工事を9月24日の最終列車運行終了後から25日夕方にかけて実施すると発表した。新設線での営業開始は10月1日になる見込み。
この工事は、国が施工する八ッ場ダムの建設にともない水没する吾妻線岩島~長野原草津口間(約6km)に、新たな線路を敷設するもの。主要構造物としてトンネル3本、橋りょう5本、高架橋1本、および1駅が新設される。
切替工事の実施にともない、9月25~30日は中之条~長野原草津口間、長野原草津口~大前間でバスによる代行輸送を実施する。26~30日は、バス代行と並行して高崎~岩島間で列車の営業運転も行う。
なお、新設線は水没予定範囲を迂回するように敷設されているため、運用を開始する10月1日以降は営業キロが変更になり、運賃が変わる区間が生じる。川原湯温泉~岩島間は現行より20円高い210円に、川原湯温泉~市城間は現行より90円高い410円になる。羽根尾~川原湯間は現行より30円安い210円となる。