日本コカ・コーラはこのほど、サンケイリビング新聞社が発行する「シティリビング」とともに、シティリビングメール会員の働く女性656名(正社員総合職21.6%、正社員一般職49.5%、契約・嘱託社員8.7%、派遣社員11.4%、パート・アルバイト8.7%)を対象に実施した、「彼女たちにとってのシンプル」についての意識調査の結果を発表した。調査期間は4月15日~21日。
女性のおよそ9割に「シンプル願望」有り
調査ではまず、「シンプルでありたい」「シンプルな自分でいたい」と思っているか聞いたところ、「思う」(87.0%)、「思わない」(13.0%)とおよそ9割の女性にシンプル願望があることが判明。一方、自分自身を「シンプル」だと思っている人は約半分にとどまり、願望と現状に大きなギャップがあることがわかった。
仕事では「社内のシステムやルール」、恋愛では「自分のキモチ」がシンプルじゃない
仕事において、「シンプルではないと感じていること」「シンプルにしたいと思っていること」とは何かと尋ねたところ、どちらも「社内のシステムやルール」(57.5%と51.8%) と回答した人が最も多かった。また、コミュニケーション関係で最もポイントが高かったのは、ともに「同僚・先輩・後輩とのコミュニケーション」(30.9%と29.7%)で、タテの関係よりも、ヨコの関係に気を遣っている人が多いことがうかがえる。
次に、恋愛においても同じ質問をしたところ、いずれも「自分のキモチ」(34.3%と32.8%)が1位となった。「自分で何とかできるであろう『自分のキモチ』が第1位になっているのは、それがうまくコントロールできていない、つまり自信のなさのあらわれではないか」と調査では分析している。
シンプルであるために必要なものは、「自分にとって大切なものを見極める力」
シンプルであるために何が必要か聞いたところ、一番必要なものは「自分にとって大切なものを見極める力」(71.5%)だった。次いで「ムダなものを削ぎ落としていくこと」(61.3%)、「余分なものを取り込まないこと」(53.0%)と続いた。「結婚、出産後も働くことが当たり前になりつつある現代は、並行して何役もこなす"マルチタスク"を要求される。余分なものをそぎ落とし、自分らしさを追求したいと願うのは時代の必然」と調査では分析している。
ちなみに、シンプルライフを送るのに住んでみたい場所の1位は、海外は「ハワイ」、国内は「沖縄」と、国内外問わず南の島が人気だった。