熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップを中心に、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分の芸能ニュースを総ナメできる!

※【爽快情報バラエティー スッキリ!!】→【スッキリ】、【情報プレゼンター とくダネ!】→【とくダネ】、【情報満載ライブショー モーニングバード!】→【バード】、【ノンストップ!】→【ノン】、【情報ライブミヤネ屋】→【ミヤネ】と略表記します

●「今年の24時間マラソンは『スポーツ経験ゼロ』の城島茂!」【スッキリ】

前夜に放送された『行列のできる法律相談所』で、24時間テレビのチャリティーマラソンランナーが発表された。今年のランナーはTOKIOのリーダー・城島。出演中の『ザ!鉄腕!DASH!!』が視聴率も評判も絶好調なだけに、日テレとしても番組構成がしやすいのだろう。城島自ら「一番長く走った距離が、中学1年の体育で1.5kmマラソン」と明かしたように、“43歳にしてスポーツ経験ゼロのアイドル”という点も決め手か。

続いて、オファーを受けたときの映像が流れる。城島は沈黙のあと、「逆にお願いします。24時間走らせてください」と頭を下げた。さらに「スタミナはジャニーズJr.よりないです……」とこぼしながらも、最後は「『40代の代表として何ができるのか』を体現できたらと思う」と決意。すでに強烈な好感度アップに成功している。

これを見た加藤浩次は「僕のイメージだと、中目黒あたりで飲んだくれている感じ」とイジり、テリー伊藤も「途中で倒れるんじゃないかな」と笑い飛ばしていた。

●「ASKA逮捕で、Chageが帽子を取って緊急コメント」【スッキリ】

先週末に自宅から覚せい剤の粉末、合成麻薬、覚せい剤反応を調べる検査キットが見つかり、逮捕されたASKA。それを受けて相棒のChageが報道陣の前で初めて語った。

ファンミーティングを行った広島で記者に囲まれたchageは帽子を取って、「すみませんでした。まだ自分も整理つかないんで。事の重大さをまだ把握しきれてないんですけど、みなさんにはご迷惑をおかけして本当に申し訳ございません。メンバーとして深くお詫び申し上げます」と話し、深々と頭を下げた。ふだんは人前で帽子を取らないだけに痛々しい。

さらに、「今日は広島のお客さんに本当に勇気をいただきました。ありがとうございました」「こんな状況なんでもう少し様子を見て、どういうふうになっていくのか自分も分からないので、ただ彼には『自分を大切にしてほしい』という言葉を残したいかなと思います」と控えめながらもエールを送った。ただ、「50代以上の麻薬再犯率は8割以上」というだけに、復活への道のりは厳しい。

●「オープン当日の『木梨憲武展』を生中継。ボケ連発!」【ノンストップ】

この日、木梨の20年に渡る制作活動を振り返る展示会『木梨憲武展×20years』が開幕。まずは番組オープニングで、オープン直前の会場が映し出された。入場待ちの行列を見た木梨が、「仕込み(サクラ)の人です」といきなりボケる。続いて、「『ノンストップ』は中継とかあんまりないんですよね。スタッフが『自信ない』と言ってる」と無理矢理カメラの前に引っぱり出すなど、早くも木梨ワールド全開だ。

いくつかコーナーを終えて再び中継が繋がると、展示会は始まっていた。木梨を取り囲む人の多さに、「今、誰も絵を見てません。みんなテレビが大好きなんです」とまたボケる。さらに「帝京高校のサッカー部友人のあいざわくんです」と友人を連れてきてしまう。設楽統から「憲武さんは絵がうまかったですか?」と聞かれた友人は、「うまかったです。個人技がありましたね~」とサッカーを思わせる返事。さすが木梨の学友だ。

会場には「好きなものを好きなときに描いた」328点を展示。伝説の番組『生ダラ』で20年前に描いたセーヌ川も公開されている。もともと同番組での企画が、創作活動をはじめるきっかけとなったという。その他、妻・安田成美の粘土人形、長女との共作、拾ってきた流木に描いたもの、等身大の憲武人形もあるエンタメぶり。上野の森美術館で3週間展示され、その後は金沢、盛岡、神戸など日本全国を巡る一大イベントだ。

東京都・上野の森美術館で木梨憲武展 - 約200点を超える作品を展示
【左】制作中の木梨憲武 (c)NORITAKE KINASHI/撮影:高橋宗正
【右】木梨が絵を本格的に描き始めるきっかけになった風景画「憲太郎 セーヌ川」/1994年 (c)NORITAKE KINASHI

●「ポール・マッカートニーが全公演中止を発表」【ミヤネ】

先週木曜の来日時は、日の丸のシャツを着て意気込みを表し、ファンに笑顔を振りまいていたが、翌日に体調が一変。ポールは土日に予定されていた国立競技場でのライブを緊急中止していた。

「残り2公演は大丈夫なのか?」「今週の土曜なら間に合うだろう」などの憶測が飛び交う中、主催者側は水曜の日本武道館、土曜の大阪公演の中止を発表。気になる体調については、“ウイルス性炎症”としか明かされておらず、「僕にとっても非常に残念です。みなさんにまた近いうちに会えることを信じています」というコメントのみを伝えた。10万円の席も売り切れという熱狂ぶりだったが、71歳という年齢を考えてか、ファンの間ではあきらめムードがただよっている。

●「元JAYWALK中村耕一が語る薬物依存の恐ろしさ」【ミヤネ】

ASKAの逮捕を受け、フットワークのいい同番組は、4年前に覚せい剤の所持・使用で有罪判決を受けた中村を緊急取材。神妙な顔でインタビューに答えた中村は、「僕は興味本位だった。(逮捕されたとき)もう全て終わり。『命はあるけれど、人生は終わった』って感覚」「(拘置所では)迷惑をかけた人たちとかファンの人たちに『どう償っていったらいいんだろう』とそんなことばかり考えていた」と当時を振り返る。

クスリに手を染めた理由については、「妙なプレッシャーみたいなものは常につきまとっていたのも確かですし、歳を重ねるごとに曲作りがうまくできなかったとかもある。でもそれが理由だからっていうことにはしたくない」「僕は他の仕事をしたことはないけど、どの社会もみんなそれなりに苦しい部分はたくさんあるし、芸能界だからってことではないと思う」と後悔の念を吐露。

さらに、「(クスリを使うと)集中できるというか、だから曲作りを一生懸命やりました。5時間も6時間もできるんです。でも結果何が残ったかっていうと、何もできていないんですよ。ただひたすらギターを弾いていただけで、挙動不審になったり、言動がおかしくなったり、誰かが見たらそんな風になっているんじゃないか、というのが必ずつきまとっていて、部屋から出られなかった。『やめようと思ったらいつでもやめられる』という風に錯覚していた」と薬物の怖さを語った。

中村は4年間クリニックに通い続けることで薬物を克服したという。「再犯への危険性は今でもはらんでいるので油断はできない。幸いそういう欲求にかられるというのがこの4年間はなかった。カミさんや息子の存在が大きかった」。最後に発した「何をやっていたんだろうと思う。生きててよかった」という言葉が重い。

●「いしだ壱成が再婚宣言! 石田純一には報告なし」【ミヤネ】

前夜に放送された番組で再婚宣言した壱成。相手は交際4年の一般女性で、プロポーズのとき涙を流して喜んだという。しかし、壱成にはある不安があるようで、「女性は女なのか、母なのか、女性は子どもを産むと絶対に変わる。僕は甘えたいんですよ。『僕でちゅでちゅ』って」と笑わせながら明かした。前回の結婚離婚でのトラウマがあるようだが、甘えん坊の姿は想像できる。相手の両親にもあいさつ済みだが、自らの父・石田純一には「面倒なので言っていない」らしい。となれば記者たちは、純一のもとへ行くだろう。親子そろってワイドショーの使い方がうまい。

●「郷ひろみが日村のモノマネを『リィー』に訂正」【ノンストップ】

この日、99枚目のシングルが発売となる郷が登場。いきなり「朝から盛り上げていきたいと思います。カモ~ン!」と盛り上げる。新曲『99は終わらない』を歌い上げると、ヒャダインが手がけたアップテンポの曲なのに、西川史子が「私テレビに出れて良かったなと……」と号泣。もはや「生放送ですぐに泣ける」名人芸の域に達したか。

設楽統から「日村(勇紀)のモノマネをどう思いますか?」と聞かれた郷は、「僕的には相当ツボにハマっていますよ。似てる似てないはいいんです。どんなシチュエーションでも、『決して僕は順風満帆ではなかったです』と言うのが面白い。それで最後に『リーでした』って言うけど、それって何番目の妻だよ!って」とネタにツッコミを入れて自ら爆笑。さらに、「でもちょっと『リー』の言い方が甘いな。実際は『リィー』だから。(設楽さん)何言わせるんですか!」とノリノリだ。

かつて「家でヘビを放されても、雪降らされても怒らない」など、その振る舞いはすでに芸能界一のレジェンド。7月から全国ツアーがはじまるが、3人目の妻が双子を出産するのもそのころ。つくづく話題の尽きない人だ。

●「ASKA逮捕が飛び火。野村義男が親密関係を全否定!」【スッキリ】

ASKAと一緒に逮捕された「栩内香澄美容疑者と親しい」と報道されたギタリスト野村義男。突然、渦中の人になってしまったため、公式ブログでコメントを発表した。

「栩内さんとの関係ですが2人で食事に行ったことは一度もありません。僕が栩内さんと初めて会ったのは、4年くらい前の、知人の飲み会に行った時でした。その後、何度かお酒の席で一緒になったことがあります。でも2人で飲みに行った事も無ければ、もちろん、彼女の家も知りません。僕と栩内さんは、お互いの連絡先を知らないので、直接連絡をとった事も無いのです」と親密な関係を全面否定。

さらに、「僕は、ASKAさんとは1度会った事があります。レコーディングでギターを弾いてくれるか? って、仕事の話しの食事会で、去年の12月にASKAさんのスタッフの方と一緒に会いました」とこちらもプライベートでの交友は否定した。これが本当なら、何と迷惑な話か。芸能人が知らない人と酒を飲むのは危険ということだろう。

●「坂上忍が『50歳までに再婚』宣言。報告は生放送で!」【ノンストップ】

結婚情報サイトのイベントに、新郎を思わせるタキシード姿で現れた坂上。2月に報道された32歳一般女性との交際について聞かれると、「言われると、その気になって結婚しちゃう人もいると思う。それぐらい圧迫感がある」とこぼしながらも、「ケジメをつけられる男の方がカッコイイ。僕もたまにはそうありたい。でも自分がダメな人間だってわかっているからまだ。50歳までに何とかなったらいいですけどね」と意欲を語った。しかし、坂上は来月1日で47歳であり、3年も先の話だ。

彼女との交際は順調のようで、「『これ(彼女に)よさそうだな』と思ってバッグ買ったら40~50万円した。誕生日とかではないけど、ふだん何もしていないから。気持ち気持ち」とニヤリ。キャラに反して恋人に甘かった。最近は地方ロケが多く、なかなか会えないが、先日ひさびさにデートしたら、楽しすぎてベロンベロンになったという。

最後に坂上は、「再婚する気になったら、オレから(番組プロデューサーの)百合子さんに電話する。百合子さん、設楽さん、生放送(という流れで報告することを)お約束しておきます」と明言。ちなみに、逆プロポーズは「すっげ~困る」らしい。

●「福士蒼汰&川口春奈、大泉洋&劇団ひとりが公開キスを披露!」【スッキリ】

福士蒼汰&川口春奈が主演映画『好きっていいなよ』のPRで公開キスを披露したVTRが流れると、加藤浩次が「しちゃったよ! フリでいいじゃん」、テリー伊藤も「すごいわ~度胸あるね」とスタジオは大さわぎ。ゲスト出演していた劇団ひとりは闘争心に火がついたようで、「僕も映画のキャンペーンで来てるから負けてらんない。大泉さんキスしよう!」と懇願。大泉は「やめてくれ。いらない!」と即座に断ったが、劇団ひとりは強引にキスしてしまう。テンションが下がった大泉は「あ~出るんじゃなかった」と絶句。その後、福士と川口に向かって「テレビの前で恥ずかしくないのか。お前たちがそんなことするからオレは朝からこんな目にあってるんだよ!」とブチ切れた。生放送で芸人にキスされる“主演俳優・大泉”の器はデカイ。

●「あの男が大桃美代子に“復縁”公開ラブコール!」【ノンストップ】

オープニングで設楽統から「大桃さんに復縁を迫っているんですか?」と聞かれた山路徹。苦笑いを浮かべながらも「迫ってるんじゃなくて、願っている」と返すと、千秋に「どのツラ下げて言うの?」と即ツッコまれてしまう。

復縁願望のきっかけは今年2月。山路が暴漢に襲われたニュースを見て大桃がメールを送ったことから。山路は「事件以上に驚いたし、うれしかった」と、すぐさま大桃を食事に誘い、出演番組でも復縁を呼びかけていた。しかし、スタジオと街の声から「浮気や不倫で別れたクセに!」と猛バッシングを受ける。この程度ではめげない山路は「結婚当時、『いい男を演じすぎた』という反省点が分かっているから、今度は絶対にうまくいく」と自信満々。大桃に優しくしすぎて自分がつらくなってしまったから、「これからは“ありのままの”僕を見せたい」とニヤけた。『アナと雪の女王』をモジった悪ノリだ。

それにしても、設楽統が「このスタジオにバツが7個あります」とイジったように、坂上忍が1個、千秋が1個、堀ちえみが2個、山路が3個と、ゲストは全て離婚経験者。朝の生放送でこれだけ無茶なメンバーをそろえてしまうのが『ノンストップ』だ。


AKB48選抜総選挙の速報結果が発表されたが、ワイドショー各番組はスルー。6月7日の本番を生放送するフジテレビですらほぼ扱わなかった。「過去最多の296人がエントリー」「順位発表は64位から80位に増加」「放送時間は5時間10分に拡大」と規模は大きくなっているが、テレビマンの目には「目玉がない」と映るのか。ももクロやモー娘。に加え、次世代アイドルのテレビ露出も増えているだけに、そろそろ“プロレスの異種格闘技戦”(アイドル全体の総選挙)的な劇薬が欲しい気も。奇しくもワイドショーは、ASKAの薬物騒動一色だったりする。

木村隆志

コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。