ルフトハンザ ドイツ航空は、新プレミアムエコノミークラスを導入した機材の運航を拡大。2015年1月下旬からは、東京(羽田)路線でも同クラスを利用できるようになる。
同社は、新しいジャンボジェットであるボーイング747-8型機を使用する12月10日以降の全フライトで、プレミアム エコノミークラスを設定。運航路線は、フランクフルト発着のブエノスアイレス、シカゴ、香港、メキシコシティー、サンパウロ、ソウル、北京、ワシントンDC線を予定している。
また、2015年1月下旬からは新クラスを追加導入したエアバスのA340-600型機が、ミュンヘンから香港、上海、東京(羽田)などへ運航する。日本路線での新クラス予約開始時期は、6月中旬を予定している。
エコノミークラスより1.5倍広い空間
同クラスの座席は、「レッド・ドット賞:プロダクトデザイン2014」で「ビークル・アクセサリー」部門でレッド・ドット賞を受賞。座席は機材のタイプに応じて座席幅が最大3cm広げられているほか、座席間に広いアームレストとセンターコンソールを設置することで、座席の間隔を約10cm広げた。
背もたれはより深いリクライニングが可能になり、シートピッチは38インチ(97.5cm)に拡大するなど、エコノミークラスより1.5倍広い空間となっている。ヘッドレストは高さ調整のみならず、両側を曲げることも可能。また、座席の前に設置された専用のタッチスクリーン・モニターは、機材のタイプにより11~12インチ(28~30cm)とエコノミークラスのスクリーンより2インチ以上大きくした。そのほか、ボトルホルダーや電源ソケット、収納スペースなど、座席周りの実用性も高めている。
手荷物は23kg・2個まで無料
プレミアムエコノミーでは、手荷物はエコノミークラスの2倍にあたる、1個あたり23kgを2個まで無料で預けられる。さらに25ユーロ支払えば、出発前に「ルフトハンザ ビジネス ラウンジ」を使用できる。また、夜間のフライトの後には、ゆったりとしたシャワーや朝食ビュッフェを提供する「ウェルカムラウンジ」も、50ユーロで利用可能。
機内ではウエルカムドリンクでのおもてなしの後、無料のミネラルウオーターボトルや実用的な旅行アクセサリーの入った高品質のアメニティーキットを座席で利用でき、食事は新しい旅行クラスにふさわしいメニューが磁製食器で提供される。