エイブルと宿泊サイト運営の「とまれる」は22日、「国家戦略特別区域法」の旅館業法適用除外を活用し、旅行者がマンションなどの空き物件に宿泊できるマッチングサービス「TOMARERU ~日常を旅しよう!~」を、2014年秋をめどに開始すると発表した。
同サービスでは、日本の民家に宿泊したい旅行者と、国家戦略特別区域内に空き物件を所有するオーナーを、予約サイトを通じてマッチングする。主なターゲットは、2020年東京五輪などに向けて増加が見込まれる訪日外国人旅行者。オーナー側は物件の賃貸に加え、新たな運用方法として同サービスを活用できるほか、旅行者側は宿泊先の選択幅が広がるというメリットがある。また、訪日外国人旅行者を多く受け入れることで、海外からの投資も期待できるという。
サイト上で宿泊施設を案内するとともに、コールセンターを設置し、オーナーおよび宿泊者の要望などにも対応していく。また、オーナーの希望に応じて、寝具やリネンなどのレンタル、鍵の管理やクリーニング、メンテナンスなど宿泊施設としてのサポートサービスも提供していく。
対象地域は、東京都千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、江東区、品川区、大田区、渋谷区、千葉県成田市、神奈川県、京都府、大阪府、兵庫県。サービス開始時に1,000件の宿泊先登録を目標とし、2015年3月末までに3,000件に拡大する計画。