JR西日本広島支社はこのほど、運転見合せとなっている山陰本線須佐~奈古間と山口線地福~津和野間について、今年8月中に運転を再開する見込みと発表した。

山口線は「SLやまぐち号」が走る路線として知られる(写真はイメージ)

山陰本線と山口線は、昨年7月28日に山口県北部と島根県西部を襲った局地的な集中豪雨により、橋りょうが流されるなどの被害が発生し、一部区間で運転を見合わせていた。昨年11月、山陰本線益田~須佐間と山口線津和野~益田間で運転を再開したが、現在も山陰本線須佐~奈古間と山口線地福~津和野間ではバスによる代行輸送が行われている。

JR西日本はこれまで、山口・島根両県をはじめとした関係自治体の協力を得ながら、運転再開に向けた計画の立案や調整を実施。今年2月に大規模災害箇所の復旧工事に本格的に着手しており、工事の進捗にともない、このたび運転再開の見通しが立ったとしている。

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