講談社はこのほど、新書・ブルーバックスシリーズの新刊『暗号が通貨になる「ビットコイン」のからくり』を発売した。著者はエコノミストの吉本佳生氏とフリージャーナリストの西田宗千佳氏。価格は900円(税別)。

マウントゴックスの経営破綻などで話題となっている仮想通貨「ビットコイン」。同書は、ビットコインの仕組みやその背後に潜む数学・暗号技術、経済へのインパクトについて、詳細に解説している。

「国家の後ろ盾がある法定通貨」は完全無欠ではなく、一方の暗号通貨には為替リスクを抑え、送金手数料も安いといったメリットがある。同書は、暗号通貨が将来的に「良貨」になりうる3つの理由を提示し、「欠点だらけの現行通貨」を革新する可能性を示す。

同書の発売に併せて、著者2人によるトークイベントを開催。日時は2014年5月29日19:00、会場は丸善・丸の内本店3階日経セミナールーム(東京都・千代田区)。丸善・丸の内本店和書売場各階カウンターにて、同書の購入者先着100人に整理券を配布。なお、整理券はなくなり次第、配布を終了する。