エールフランス航空は5月7日、中国・上海でファーストクラス「ラ・プルミエール」の新しい客室を発表した。
フランス流のエレガンスを表現したキャビン
今回のリニューアルは同航空の長距離線のフライトで、より品質が高いサービスとプロダクトを提供するプロジェクト「ベスト・アンド・ビヨンド(最高のその先へ)」の一環として実施するもの。ファーストクラス「ラ・プルミエール」に新たにスイートルームを4室設置する。
客室はフランス流のエレガンスを表現した造り。キャビンの内壁には革風の材質を用いているため、柔らかな雰囲気となっている。ヘッドレストと肘掛けには革を使い、シートには厚みのあるメタリック仕上げの織布を用いた。ベッドサイド・ランプなど、自宅のような雰囲気を作るインテリア用品も配置している。
スイートルームのシート各座席には、しっかりした厚みのある生地のカーテンを設置した。通路側にはパーティションも設けているため、オープンにすることも完全なプライベートルーム空間にすることも可能となっている。シートの大きさは1人あたり3平方メートルととても広々としており、ゆったりとくつろげる。
シートは完全なフルフラットで、長さも2メートル以上を確保した。収納できる肘掛け部分を広げると、幅77cmにもなる。長時間のフライトでも快適に過ごせるよう、腰を支える機能も組み込んだ。就寝時には、快眠をサポートするマットレスと羽根布団「ソフィテル・マイ・ベッド」も用意する。
シートの向かい側にはオットマンも用意する。テーブルも広々としているので、ゲストを招き入れることも可能。くつろぐだけではなく、食事の場やワークスペースとしてなど、フレキシブルな使い方ができる。
ミシュラン・シェフ考案のメニュー
食事のメニューを考案するのは、ジョエル・ロブションなどのミシュラン・シェフたち。キャビア(パリ発フライト、10月より)、シャンパン、フォアグラはもちろん、各国の様々な料理も提供する。デザートはパリの名門菓子店「ルノートル」が担当。老舗のベルナルド製の陶器やクリストフルで製作したカトラリーなどテーブルウェアにもこだわっている。
ファーストクラス「ラ・プルミエール」の新しい客室は、同航空が保有するボーイングB777-300型の19機に、2014年9月より順次導入する(予定)。