ホテル椿山荘東京は5月20日、「~Linkする~ ほたるの夕べ」と題し、ほたるにちなんださまざまな季節の限定プランを開始した。

ほたるの様子

同ホテルの敷地内にほたるの生息が確認されてから、今年で60年目を迎える。ほたるが自生・生息できる環境づくりに取り組み、敷地内には秩父山系の湧き水を利用した飼育施設を、専門家の指導のもと設置した。過去数年間は活動の成果が表れ、庭園内に自生するほたるも増えてきたという。

同ホテルの庭園に生息するのは、成虫時によく光ると言われているゲンジボタル(5月下旬~6月中旬)とヘイケボタル(6月中旬~7月中旬)。体が大きいゲンジボタルは庭園内の「ほたる沢」で、小さいヘイケボタルは「古香井(ここうせい)」付近で見ることができる。

今年は、雨天でも間近にほたるを観賞できるビオトープを2カ所に設置する。1つは「ほたるの洞窟ビオトープ」(プラザB1階)で、雨天時でも飛行や光点滅が楽しめる。2つ目は今年初めての試みとなる「木春堂ビオトープ」で、庭園内の石焼会席処「木春堂」の敷地内に設置した。

毎週金曜日~日曜日には「ほたる支配人のプレイランド」と題したゲームコーナーをオープン。同ホテルのほたる沢を守る「ほたる支配人」が、"飛ぶ"にちなんだゲームを用意している。プラザB1階では、同ホテルの60年におよぶほたるの飼育活動やほたるの生態が分かる「ほたるの夕べ パネル展」も実施する。

レストランでは、「ほたるの夕べ ディナーブッフェ」を開催する。和風おろしとフォン・ド・ボーの2種類のソースで楽しめるローストビーフのほか、ほたるの光に見立てた「寿司カナッペ」やコラーゲン入りの薬味で味わう「蟹と冬瓜の健康スープ」、ゆでたてのカニや米ナスのシギ炊きなどの名物料理も登場する。飲み物はフリードリンク制。

「ほたるの夕べ ディナーブッフェ」

食事は19時~21時(18時30分受付)で、料金は大人が9,800円、シニア(65歳~)が8,800円、小学生が4,200円、幼児(3歳~)が2,100円。

季節限定のステイプラン「ほたるステイプラン」は、スイートルームの宿泊と「ほたるの夕べ ディナーブッフェ」がセットになったプラン。夕食後も庭園をゆっくりと散策しながら、ほたるを観賞することができる。

料金は、エグゼクティブスイート(60平方メートル)のガーデンビュー3万8,500円、シティビュー3万5,000円、スーペリアルーム(45平方メートル)のガーデンビュー2万8,500円、シティビュー2万5,000円。客室は2人部屋となっており、料金は1人あたりの価格。土・日曜日は1人6,500円増となる。

さらに、6月26日・27日には、ジャズドラマーの田畑貞一氏を招き「ほたるとスタンダードジャズを楽しむ夕べ」を開催。演奏は田畑貞一&POINT AFTER、ゲストにはシンガーのCarol Yamazaki氏も登場し、フランス料理コースやフリードリンクとともに数々のジャズのスタンダードナンバーが楽しめる。

食事は18時30分~(18時受付)、ライブは19時45分~。料金は大人1万5,500円、大人4人パック5万7,000円。